【シャーロット(米ノースカロライナ州)2024年1月29日PR Newswire=共同通信JBN】Polypore International, LLC(Polypore)の子会社であるCelgard, LLC(Celgard)は、次世代ニッケル亜鉛バッテリー技術の開発を専門とする大手製造企業AEsir Technology, Inc.(AEsir)と新たに提携したことを発表しました。今回の提携は、リチウムイオン電池と鉛蓄電池の中間のエネルギー密度を備えた、安定かつコスト効率に優れたリサイクル可能なオプションを提供し、多くの用途にとって理想的な選択肢となります。
CelgardとAEsirは共同研究プロジェクトで協力し、主に航空、データセンター、電気通信、エネルギーインフラストラクチャー、電気自動車(EV)充電アプリケーションで使用されるハイテク次世代のニッケル亜鉛(Ni-Zn)、亜鉛空気(Zn-Air)、リチウム亜鉛(Li-Zn)、ナトリウム亜鉛(Na-Zn)のバッテリー開発を推進します。
契約条件に基づき、Celgardは現在の用途だけでなく、2024年当初データセンターおよび5G通信市場向けにサービスを提供するように計画されている新しいバッテリーギガファクトリーの将来のニーズにも、AEsirのバッテリーセパレーターを100%供給することになります。Celgardは、Ni-ZnおよびLi-Zn AEsirライセンシーまたは合弁事業にもセパレーター製品を将来的に提供することになります。
AEsirのDave Wilkins会長兼最高技術責任者(CTO)は「Celgardは、AEsirのNi-Zn性能に不可欠な特別な『テクノロジー・イネーブリング』セパレーターを提供しており、当社は業界のイノベーションをさらに推進するためにCelgardと緊密に協力できることを大変うれしく思います」と語りました。CelgardのStefan ReinartzリチウムイオンEDV・ESS担当副社長は「Celgardは、メンブレンセパレーターの技術革新の中心であり続けることによって、エネルギー貯蔵システムに不可欠な次世代Ni-Zn技術をAEsirと一緒に前進させ、コミュニティーに電力を供給していくことを楽しみにしています」と語りました。
さらに、PolyporeとCelgardの親会社である旭化成は、広範で多様な製造拠点を通じてNi-Znサプライチェーンをさらにサポートする可能性があり、AEsirは、Ni-Znのサプライチェーンや業界にさらに利益をもたらす可能性のあるプラスチックバッテリーパックや耐熱材料などの部品供給の機会を評価する予定です。
▽CelgardとPolyporeについて
Celgardは、リチウムイオン電池の主要コンポーネントであるセパレーターとして使用される、無溶剤、コーティング済みおよび未コーティングの乾式微多孔膜を専門としています。Celgardのバッテリーセパレーター技術は、電気駆動車両、エネルギー貯蔵システム、その他の用途のリチウムイオンバッテリーの性能にとって重要です。
Celgard, LLCは、旭化成の子会社であるPolypore International, LLCの完全子会社です。
Polyporeは、電気自動車および非電気自動車、エネルギー貯蔵システムおよび特殊用途に使用される微多孔膜を専門とする施設を9カ国に持つ世界的な企業です。www.celgard.com およびwww.polypore.comを参照してください。
▽AEsir Technologies, Inc.について
AEsir Technologies, Inc.は、安全かつ容易にリサイクルできる持続可能な非毒性素材を利用した次世代Ni-Zn電池技術の開発を専門としています。AEsirは2011年に法人化され、モンタナ州ボーズマンに研究開発施設、ミズーリ州ジョプリンに生産施設を持っています。AEsirは国防総省とNi-Zn電池に関する多数の契約を締結しており、最初のNi-Zn電池をデータセンターに設置し、4年以上正常に稼働しています。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2327261/Celgard_AESIR_2.jpg?p=medium600
Logo - https://mma.prnasia.com/media2/1881744/Celgard_Logo.jpg?p=medium600