omniture

CarbonChainとthyssenkrupp Materials Servicesが低炭素金属調達のための新ソリューションを発表

CarbonChain
2024-01-29 17:37 620

ロンドン, 2024年1月29日 /PRNewswire/ -- thyssenkrupp Materials ServicesCarbonChainは、新しい炭素トレーサビリティーと炭素強度ツールを使って低炭素調達を推進するパートナーシップを発表しました。

*thyssenkrupp Materials Servicesの欧州材料流通部門のサプライヤーと顧客は、オンデマンドで製品のカーボンフットプリントにアクセスできるようになりました

*デジタルソリューションが、低炭素調達のためのより優れた意思決定に役立つ炭素リポートを提供します

*包括的な「ゆりかごから顧客まで」の計算が、サプライチェーン全体に脱炭素戦略の情報を提供します

 

thyssenkrupp Materials Servicesは、CarbonChainの業界をリードするカーボンアカウンティング(炭素会計)ソフトウエアを利用して、自社製品のカーボンフットプリントを測定する機能を強化します。この取り組みでは、革新的なトレーサビリティーと炭素強度ツールを、thyssenkrupp Materials Servicesの流通部門であるMaterials Eastern EuropeおよびMaterials Western Europeの顧客とサプライヤーに展開します。

このコラボレーションは、排出量の透明性とデータの品質に関する業界基準を強化し、より正確な炭素強度の迅速提供を目的にしています。このツールは世界平均に頼ることなく、資産固有の排出係数と活動ベースの方法を使用します。これにより、低炭素材料を求める顧客はそうした材料を容易に特定、比較、選択でき、同時にそのデータを活用してネットゼロ目標を達成するための持続可能な調達戦略を構築することができます。

CarbonChainの包括的な金属排出量データベースは、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、その他の金属を網羅するthyssenkrupp Materials Servicesのサプライヤーからの一次データで強化されます。世界全体では、これらの金属は世界の温室効果ガス排出量の約12%を占めていますが、大きな変動や排出量削減の可能性があります。例えば、1トンの一次アルミニウムの炭素強度は、使用されるエネルギー源の炭素強度と生産工程の種類によって二酸化炭素換算(CO2e)でわずか3トンのこともあれば、28トン以上のCO2eのこともあります。

thyssenkrupp Materials Servicesの製品カーボンフットプリント・リポートは申請、見積もり、納品に応じて提供され、ライフサイクル段階ごと、排出源ごとの排出量内訳を詳述し、炭素ホットスポットに関する明確な洞察を提供し、発生場所から顧客に到着するまでのすべての温室効果ガス排出量を網羅します。

Material Eastern Europe事業部門のJorg Heiles最高経営責任者(CEO)は次のように述べました。

thyssenkrupp Materials Servicesは、金属業界における炭素の透明性推進に取り組んでいます。当社の強化された製品カーボンフットプリント計算ツールは、サプライチェーンの完全な透明性と炭素強度計算を提供します。それにより、調達担当者はより持続可能な選択を行い、金属サプライチェーンに広がる炭素規制に備えることができます」

CarbonChainのAdam Hearne CEO兼共同創業者は次のように述べました。

「調達担当者は、購入する商品のカーボンフットプリントを知らなければネットゼロ目標を達成できません。その一方、工業工程の脱炭素化を進めている金属生産者は、排出削減の量を定量化して報告する際の障壁に直面しています。thyssenkrupp Materials ServicesCarbonChainはこのギャップを埋め、炭素情報に基づいた取引のためのオンタイムで質の高いデータを提供する独自の立場にあります」

CARBONCHAINについて

CarbonChainは、企業が気候変動を意識した意思決定を行い、ネットゼロ経済に向けた行動の加速を支援します。同社のAIを利用した炭素アカウンティングプラットフォームは、金属、鉱業、製造業などの炭素集約型サプライチェーンの正確で詳細かつ資産レベルのデータを用いて排出量追跡を自動化します。CarbonChainの方法論V0.94は、メーカー、商品トレーダー、銀行向けにSGSによって認証され、ビューローベリタス(Bureau Veritas)によって検証されており、炭素関連のリスクとチャンスについての比類のない洞察を、ほぼリアルタイムで得ることができます。

2019年に設立されたCarbonChainはCDP認定のソリューションプロバイダーであり、ResponsibleSteel、Aluminium Stewardship Initiative、Minor Metals Trade Association、Aluminium Federationのメンバーです。CarbonChainは、スコープ3とサプライチェーン排出量に焦点を当て、同社のカーボンフットプリント技術の世界的な継続的拡大を支えるため、2023年に1000万ドルを調達しました。www.carbonchain.com

THYSSENKRUPP MATERIAL SERVICESについて

thyssenkrupp Materials Servicesは世界30カ国以上に、270カ所の倉庫を含む約380カ所の拠点を持つ、工場に依存しない世界有数の材料流通・サービスプロバイダーです。2022/23会計年度の同社売上高は136億ユーロ、利益は1億7800万ユーロでした。材料の専門家である同社が提供する多彩なサービスにより、顧客はそれぞれの中核事業にさらに集中することができます。さらなる戦略的発展に向けた「Materials as a Service」の一環として、同社は原材料や素材の供給、サプライチェーンマネジメント分野の製品やサービスに注力しています。デジタルソリューションは効率的で省資源プロセスを顧客に保証し、持続可能な行動の基盤を提供します。Materials Servicesは2030年から、気候ニュートラルを原則に事業を展開していきます。

Logo - https://mma.prnasia.com/media2/2327908/CarbonChain_Logo.jpg?p=medium600

ソース: CarbonChain