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KeppelがAM Greenと提携、アジアと中東で生物起源・炭素ベースの持続可能燃料の機会を模索

Greenko Group
2023-12-13 13:31 1020

シンガポール、ドバイ(アラブ首長国連邦), 2023年12月13日 /PRNewswire/ -- Keppel Corporation Limited(Keppel)はそのインフラストラクチャー部門を通じて、ハイデラバードを本拠とするGreenko Group創業者が全額出資・統制するAM Greenと、バイオ・グリーンメタノール、第2世代(2G)エタノール、持続可能航空燃料(SAF)など生物起源で炭素ベースの持続可能な燃料を生産する機会を共同で探るための基本合意書(MOU)に調印しました。

Mr. Mahesh Kolli, Founder, Greenko (centre) and Ms Cindy Lim, CEO, Keppel Infrastructure
Mr. Mahesh Kolli, Founder, Greenko (centre) and Ms Cindy Lim, CEO, Keppel Infrastructure

MOUはドバイで開催された国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP 28)を背景に調印されました。両社は、AM Greenのプラントで持続可能燃料の生産用に年間少なくとも100万トンの生物由来の二酸化炭素(CO2)を利用、集約できる東南アジアと中東でのプロジェクトを共同で見極め、評価し、共同開発します。これらの持続可能燃料は、化石燃料に代わる環境的に持続可能な代替燃料となり、重工業事業や航空部門の脱炭素化に役立ちます。

加えて、KeppelとGreenkoは、インドでのバイオメタノールプロジェクトのバリューチェーンでの共同事業分野も特定する予定です。このプロジェクトは、年間50万トンのバイオメタノールの生産を目指します。

植物や動物のバイオマスなどの有機原料に由来するバイオ燃料は、世界で使用されている最大の再生可能エネルギー源であり、再生可能エネルギーの55%、世界のエネルギー供給量の6%以上を占めています(注1)。持続可能燃料の生産と燃焼は温室効果ガスの排出を大幅に削減し、効果的なクリーンエネルギー源となります。

Keppelは現在、同社がカタールで2012年に設計・建設した年間27万3750トンの嫌気性消化・堆肥化プラントを稼働させています。これは世界最大の堆肥化プラントで、毎日11万立方メートル近くのバイオガス生産力があります。このバイオガスは業務用にグリーン電力に変換するだけでなく、送電網に輸出することもできます。Keppelは、シンガポールと英国の廃棄物発電施設での産業用炭素回収の実現可能性研究にも携わっています。

KeppelのCindy Limインフラストラクチャー部門最高経営責任者(CEO)は、「バイオ燃料は生産工程と航空分野の脱炭素化で重要な役割を果たしています。家庭廃棄物や有機原料の取り扱いと処理でのKeppelの経験と、効果的な炭素循環のノウハウは、AM Greenとの今回の共同事業で利点となります。この提携は、化石燃料の代替として機能する地域での次世代バイオ燃料と持続可能な航空燃料の開発促進を目的としています」と述べました。

AM GreenのMahesh Kolli社長は、「この先駆的な共同事業でKeppel社と提携することを大変うれしく思います。これは、グリーンメタノールやSAFなどの再生可能エネルギー由来商品の輸出国へのインドの変革を推進することになります。AM Greenは、気候変動と闘う世界的な取り組みでのインドの指導力に関するモディ(Narendra Modi)首相のビジョンを実現するGreenkoのインテリジェント再生可能エネルギー貯蔵プラットフォーム(IRESP)を利用し、インドと世界の脱炭素化を促進させる信頼性の高い持続可能な低コストのグリーン分子供給源として当社を確立します」と述べました。

この提携は、インドで年間少なくとも25万トンのグリーンアンモニア生産施設を共同開発する実現可能性を探るため、2022年10月に調印されたKeppelとGreenkoの協力関係の延長です。この施設は、揚水発電によって強化された最大1.3GWの太陽光・風力発電プロジェクトのポートフォリオによって電力供給されることが想定されています。

このMOUは、ドバイで開催されたCOP 28でインドのナレンドラ・モディ首相が発表したLeadIT 2.0の開始とも整合します。LeadIT 2.0は、低炭素技術の共同開発と移転、および新興経済国への資金援助に重点を置いています。

上記の共同事業は、Keppel Corporationの今会計年度の1株当たり純利益と1株当たり純有形資産に重大な影響を与えるものではないと予想されます。 

Keppel Corporationについて

Keppel Corporation(SGX: BN4)は、インフラストラクチャー、不動産、コネクティビティーの分野にわたる持続可能性関連のソリューションに関する強力な専門知識を備えた世界的な資産管理・運営企業です。シンガポールに本社があるKeppelは、世界20カ国以上で事業を展開し、再生可能エネルギー、クリーンエネルギー、脱炭素化、持続可能な都市再生、デジタルコネクティビティーのための重要なインフラストラクチャーとサービスを提供しています。

Keppelは、質の高い投資プラットフォームと、プライベートファンドや上場不動産、ビジネストラストを含む多様な資産ポートフォリオを通じて投資家や利害関係者に価値を創出しており、運用資産総額が650億ドルを超える総ポートフォリオを持っています。

AM Green Chemicals Indiaについて

AM Green Chemicalsは、インドの主要な再生可能エネルギー複合企業の1社である Greenko Groupの一部の株主が発起人です。Greenko Groupは、再生可能資産の構築、所有、運営の経験があり、非常に競争力のある料金で 24時間電力を供給できるメガクローズドループ揚水発電資産の建設を進めています。

AM Green Chemicalsはとりわけ、100%再生可能なプロセスで生産される生物起源で炭素ベースのグリーン分子 (以下、「グリーン分子」と呼ぶ) を生産するオプションを模索しています。

注1 https://www.iea.org/energy-system/renewables/bioenergy   

▽Keppel問い合わせ先
*メディア関係
Ms Ianna Chia
Executive、Group Corporate Communications
Tel: (65) 6413 6434
Email: ianna.chia@keppel.com 

*投資家関係
Ms Tang Yibing
Manager、Group Corporate Communications
Tel: (65) 6413 6474
Email: yibing.tang@keppel.com  

▽AM Green Chemicals India問い合わせ先
*メディア関係
Ms Swathi Reddy
Senior Vice President、Corporate Communications
Email: swathi.r@greenkogroup.com 

Photo: https://mma.prnasia.com/media2/2297535/Greenko_Group.jpg?p=medium600 

 

ソース: Greenko Group