EUは陸上のNorne Carbon Storage Hubをデンマークでの欧州のCO2排出の安全かつ効率的な貯留促進のProject of Common Interestに指定
【コペンハーゲン(デンマーク)2023年11月29日PR Newswire=共同通信JBN】 欧州委員会は27日、Norne Carbon Storage Hub (「Norne」)を戦略的越境インフラプロジェクトの優先カテゴリーであるProject of Common Interest(「PCI」)に選定したと発表しました。Project Norneは2021年にFidelis New Energy (「Fidelis」)が立ち上げ、デンマークでの大規模な垂直統合された陸上CO2(二酸化炭素)輸送・貯留ネットワークとして設計され、欧州全域にわたる脱炭素化の取り組みを支えてきました。
PCIの発表は欧州連合(EU)のCCUS-Forumが開かれたデンマークのオールボーで行われ、デンマーク、フランス、オランダ、ドイツ、スウェーデンがAalborg Declarationに署名しました。Aalborg Declarationは、デンマークおよび欧州の気候目標達成に向けた炭素の回収・有効利用・貯留(CCUS)を可能にする欧州の越境インフラの重要性を確認しています。
Fidelis New Energy EuropeのUlrik Weuderマネジングディレクターは「Norneはデンマークを拠点にしていますが、われわれのビジョンは常に、真の欧州のProject of Common Interest、つまりデンマークと近隣諸国の脱炭素化に役立つ汎欧州ソリューションを創り出すことでした。われわれの受け入れ施設と将来のパイプラインは、既存のデンマーク産業界や近隣諸国からCO2を受け入れて、EUの気候目標達成に役立つことができます。優位な立地と地質によりデンマークはカーボンマネジメント産業で世界のリーダーとなり、北欧における継続的な投資と産業の成長が可能になります」と述べました。
FidelisのDan Shapiro共同創業者兼最高経営責任者(CEO)兼マネジングパートナーは「Norne Carbon Storage HubがEUによって戦略的優先度が高いProject of Common Interestに特定されたことを大変喜んでいます。CCSはCO2排出削減が困難な産業の脱炭素化を支援するデンマーク、欧州双方の気候戦略で重要な役割を果たしており、世界が気候目標に到達するのを助ける重要な役割を担っています。われわれは、デンマークの最初の陸上CO2 PCIプロジェクトとしてNorneの創設を支援したことを誇りに思います」と語りました。
FidelisのBengt Jarlsjo共同創業者兼社長兼最高執行責任者(COO)は「陸上貯留を活用することで、Norneはデンマークと欧州経済のCO2排出削減が困難な分野の実証済みで安全かつ環境に優しい脱炭素化を可能にします。Norne貯留ネットワークは、世界的な競争力を維持し、その結果、欧州の雇用を守りながら、CO2を排出する産業に脱炭素化の機会を提供します」と付言しました。
▽Fidelis New Energyについて
Fidelis New Energy, LLC は、エネルギー転換インフラを開発、融資、提供、所有、運営する脱炭素化エネルギー転換企業です。
詳細はwww.fidelisnewenergy.com をご覧ください。
▽Norne Carbon Storage Hubについて
Norne Carbon Storage Hub は、CO2を安全かつ永久に貯留するために設計されたCO2の受け入れ施設、パイプライン、貯留施設で構成されています。Norneはデンマークと欧州の顧客からCO2を受け入れ、貯留します。
詳細は www.norneccs.com をご覧になるか、info@fidelisinfra.com までお問い合わせください。
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ソース: Fidelis New Energy, LLC