【ハノイ(ベトナム)2023年11月23日PR Newswire=共同通信JBN】Viettel High Techは、業界をリードするQualcomm(R)5G RANプラットフォームを利用した初の5G Open RAN gNodeBの導入検証に成功したと発表しました。ViettelはQualcomm(R)X100 5G RANアクセラレータカードとQualcomm(R)QRU100 5G RANプラットフォームを備えた5G Open RANネットワーク機器を、実際のユーザーとデータトラフィックが存在するライブネットワークに展開した世界初の企業です。ViettelとQualcomm Technologiesは、3月に開催されたMobile World Congress 2023で最初の設計を展示してから今回の導入に至るまで、わずか8カ月以内にこの画期的な成果を達成しました。
Viettel announced the successful deployment validation of commercial 5G Open RAN network equipment with Qualcomm’s high performance and energy efficient 5G RAN Platforms
この5G gNodeBの設置サイトは、ベトナム・ハノイ市のハイバーチュン区にViettelが2021年から展開しているネットワーククラスター内です。このエリアは人口が密集して大学のキャンパスに近い都市部における5G展開モデルの典型的な例であり、1つのセルあたりの加入者数が300-400人という加入者の密度が高い環境です。この高トラフィックエリア内での展開は、製品の最適化プロセスを促進し、Viettelのネットワークへの厳しい要件を満たすために、Viettelは製品を迅速に改善することができます。
Viettelはネットワーク事業者であると同時に5G相手先ブランド製造(OEM)の大手企業でもあるという固有の立場を活かし、Qualcomm 5G RANプラットフォームの機能を活用することで、5G gNodeBの開発プロセスを迅速化しました。ViettelとQualcomm Technologiesのエンジニアリングチームは、高密度のユーザーベースと大きなデータ負荷を特徴とするライブネットワーク環境を活用して製品の改良を続け、実際のネットワークシナリオでダウンリンク・スループットが850Mbpsに達する32T32R 5G gNodeBをエンドツーエンドに統合することに成功しました。今回の導入検証で測定されたこの性能は、世界の主要ベンダーが提供する同等製品の性能とほぼ一致しています。ベトナムでの導入検証の成功を受けて、Viettelはこれらの製品を11の国際市場に展開し、世界の他の通信事業者にも拡大する予定です。
Qualcomm Technologies, Inc.のGerardo Giaretta製品管理担当副社長は、「これは、5G Open RANとQualcomm 5G RANプラットフォームにとって将来につながる大きな瞬間であり、アーキテクチャーの柔軟性、電力効率、妥協のない性能によって強化された最新のネットワークを前に進めるものです。私たちは、Open RANの可能性を最大限に引き出すことを追求する素晴らしい協力者であるViettelと、この業界初の取り組みを共有できることを大変光栄に思います」と述べました。
Viettel High TechのNguyen Vu Ha最高経営責任者(CEO)は、「堅牢な5Gインフラを展開することは、ネットワーク事業者や機器メーカーにとって簡単な作業ではありません。大容量、低遅延、合理的なコストといった要素をバランスよく実現することは、ますます困難になっています。競争力を強化し、Viettelを信頼できる国際的プロバイダーとして確立するために、私たちは製品を継続的に改善し、高性能、Open RAN対応、低消費電力、仮想化、クラウドネイティブ設計といった重要な要素に注力する必要があります。ViettelとQualcomm Technologiesの提携は、こうした重要な要素に対応することを目的としており、当社の製品がベトナムと世界市場で大量に商業化される要件を満たせるようにするものです」と述べました。
▽メディア問い合わせ先
Mrs. Le Thuy Mai
Director of Marketing, Viettel High Tech
mailt@viettel.com.vn