この提携により、IQMの量子プロセッシングユニットのユーザーは、オープンソースプラットフォームであるNVIDIA CUDA Quantumを使用して、ハイブリッド量子・古典アプリケーションをプログラムできるようになります
【デンバー、エスポー(フィンランド)2023年11月15日PR Newswire=共同通信JBN】 量子コンピューター構築のグローバルリーダーであるIQM Quantum Computers(IQM)は14日、NVIDIAと提携し、量子プロセッシングユニットを単一システムに統合し、かつそれをプログラミングするオープンソースプラットフォームのNVIDIA CUDA Quantumを通じて、将来のハイブリッド量子アプリケーションを推進すると発表しました。
この提携の一環として、企業や研究機関にわたるIQMの量子プロセッシングユニットのユーザーは、NVIDIA CUDA Quantumを使用して、次世代のハイブリッド量子・古典アプリケーションをプログラムし、開発できます。
この提携は、さまざまなアプリケーションでの量子コンピューティングの開発と利用を加速し、科学と産業でのイノベーション、共同事業、潜在的なブレークスルーを促進することを目的としています。
CSC - IT Center for ScienceやVTT Technical Research Centre of Finlandなどの主要機関は、IQMとVTTの共同イノベーションパートナーシップによって開発されたVTTの5量子ビット・量子コンピューター上でCUDA Quantumを利用することを計画しています。
IQMのビジョンは、量子システムと従来型システムの統合を科学者や専門家が直ちに利用できるようにすることです。将来は量子加速スーパーコンピューティングになります。量子コンピューターとスーパーコンピューターが連携して、機械学習、サイバーセキュリティー、医薬品、化学研究などの最も重要な問題を解決します。
デンバーで14日に開催される SC Conference 2023での発表について、IQM Quantum Computersの戦略的パートナーシップ責任者であるPeter Eder博士は次のように述べました:「NVIDIAとの協力は、潜在的なユースケースの進展を加速するのに役立つ戦略的ステップです。これは、NVIDIAの高品質ソフトウエアフレームワークを使用して、当社の量子ハードウエアを使用しているアプリケーションの量子ソリューションを探索するオプションを、当社の新規と既存のユーザーに提供します。当社は今後も、量子の採用を増やすために、ユーザーに利用可能な最高のツールを提供していきます」。
NVIDIAのTim Costaハイパフォーマンスコンピューティング・量子担当ディレクターは「量子統合スーパーコンピューティングには、多くの科学分野にわたる大きな課題を解決する可能性があります」「NVIDIAとIQMの提携によって、研究者は量子とGPUスーパーコンピューティングの結合で最先端技術を進展させ、無数のブレークスルーへの扉を開くことができます」と述べました。
▽IQM Quantum Computersについて
IQMは量子コンピューター構築の世界的リーダーです。IQMは、スーパーコンピューティングセンターや研究所にオンプレミスの量子コンピューターを提供し、そのハードウエアへの完全なアクセスを提供します。IQMは、産業顧客に対して、アプリケーション固有の独自の共同設計アプローチを通じて量子の利点を提供します。IQMの商用量子コンピューターには、フィンランド初のVTT搭載商用50量子ビットの量子コンピューター、ドイツのIQM主導コンソーシアムの(Q-Exa)HPC量子加速器が含まれており、IQMプロセッサーはスペイン初の量子加速器でも使用される予定です。IQMは290人を超える従業員を擁し、エスポー、マドリッド、ミュンヘン、パリ、シンガポールにオフィスを構えています。
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