ブルッフザール(ドイツ), 2023年11月14日 /PRNewswire/ -- アーバン・エア・モビリティー(UAM)のパイオニアであるヴォロコプター(Volocopter)は、ニューヨーク市のダウンタウン・マンハッタン・ヘリポート(DMH)で、有人のヴォロコプター2X(Volocopter 2X)の初飛行試験を完了しました。エリック・アダムス(Eric Adams)ニューヨーク市長とニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC)主催のもと、ヴォロコプター2Xは、市内で複数の電動垂直離着陸機(eVTOL)を展示する世界最大かつ初の公開イベントに参加しました。ヴォロコプターは現在、ニューヨークとシンガポールという世界で最も忙しい2つの大都市中心部での飛行に成功し、安全に飛行しています。このフライトの成功は、安全で静かで持続可能なUAMを世界の巨大都市にもたらす同社の確かな技術を肯定するものです。
象徴的なロウアー・マンハッタンのスカイラインとブルックリン橋を背景に、ヴォロコプター2X電動エアタクシーは安定して静かにスムーズに飛行しました。ヴォロコプターのマルチコプターの設計は、短距離から中距離の都市ミッションに特に適しており、飛行中の排出ガスがゼロで、ニューヨークのような混雑した大都市ではほとんど聞こえないほど騒音公害が少ないです。
公開されたショーケースの一環として、ニューヨーク市はダウンタウン・マンハッタン・ヘリポートの将来について、DMHのようなヘリポートをeVTOL機に対応できるように再構築することで、世界で最も忙しい都市のひとつである同市の交通ニーズに応えつつ、混雑を緩和するために移動手段の選択肢を多様化させることを目的としていること、排出ガスと騒音公害を減少させ、住民の生活の質を向上させるという新たなビジョンの概要を説明しました。
ヴォロコプターのChristian Bauerマネージングディレクターは「ヴォロコプターは、混雑した空を安全かつ静かに飛行できるeVTOLを設計する際、常にニューヨーク市でのフライトを念頭に置いていました。ニューヨークでの飛行は、この新興テクノロジーをこの都市で繁栄させるために必要なものがすべて揃っていることを証明しました。今回のイベントは、電動エアタクシーが眠らない都市で、どのように生活の質を向上させることができるかを紹介する素晴らしい機会となりました。これにより、米国のより多くの都市でエアタクシーの商業運行への扉が開かれると確信しています。近いうちにビッグアップルで再び運航できることを楽しみにしています」と述べました。
2018年、ヴォロコプターはラスベガスで米国初飛行を実施しました。それ以来、オシュコシュ、ダラス、フォートワース地域、タンパ、そして現在はニューヨークを飛行しています。ヴォロコプターは、商用eVTOL航空機であるVoloCity(ボロシティー)の最終認証を2024年に欧州連合航空安全機関(EASA)から取得する予定です。同社は、2020年に提出されたFAA(米連邦航空局)との検証プロセスも並行して進めており、都市部のエアモビリティーの実現に向けて両機関と協力しています。
ヴォロコプターについて
ヴォロコプター(Volocopter)は、モノとヒトのための手ごろな価格のエアタクシーサービスを世界中の大都市にもたらすために、持続可能で拡張可能な都市型エアモビリティー事業を構築しています。ヴォロコプターは「Bring Urban Air Mobility to Life(アーバンエアモビリティーの実現)」に必要なエコシステムを構築するため、インフラ整備、運用、航空交通管理のパートナーをリードし、協力しています。従業員数は500名で、ブルッフザール、ミュンヘン、シンガポールにオフィスを構えており、ダイムラー、DBシェンカー、ブラックロック、インテルキャピタルなどの投資家から約5億ユーロの資金を調達しています。 www.volocopter.com
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