【北京2023年11月9日PR Newswire=共同通信JBN】中国の金融規制当局は8日、北京の2023年Financial Street Forum(金融街フォーラム)開会式で、高水準の金融開放性を拡大し、より多くの海外投資を呼び込むと約束しました。
「Better China, Better World:Enhancing Financial Openness and Cooperation for Shared Growth and Mutual Benefits(よりよい中国、よりよい世界:金融開放性と成長共有・相互利益の協力を強化)」のテーマを掲げた今年のフォーラムは10日まで続きます。
国家金融監督管理総局の李雲沢(Li Yunze)局長は、中国が引き続き金融セクターを開放し、より多くの海外金融機関や長期資本を引き付けると語りました。
李局長は、所得が上昇し投資家がますます長期投資とバリュー投資を受け入れる中、中国の資産・ウェルスマネジメント業界は「黄金時代」を迎えていると指摘しました。
中国は近年、金融セクターを開放する多くのステップを踏んでいます。それには銀行・保険セクターの外国人持ち株枠撤廃、市場参入障壁の大幅削減が含まれています。
現在、世界のシステム上重要な銀行30行が中国に支店を開設し、世界の保険会社トップ40のほぼ半数が中国市場に参入しています。
李局長は、特に禁止されない限り海外金融機関の市場参入を認める制限リスト管理システムの実行について、中国がさらに加速すると述べました。
一方、中国人民銀行の潘功勝(Pan Gongsheng)総裁は、経済成長を支えるため、中国は適度な流動性を確保すると語りました。
彼は、金融市場の制度的開放を着実に拡大し、貿易、投資、融資を促進する重要性を強調しました。
潘総裁は、市場ベースの為替レート、中国人民元(元)の着実かつ段階的な国際化に対する中国のコミットメントも繰り返しました。
中国証券監督管理委員会の易会満(Yi Huiman)主席は、中国の経済回復が今より強固な足場を築き、発展の可能性がさらに解放されると述べました。
彼は、金融が実体経済で重要な役割を演じ続けるとして、主要な5つの戦線に焦点を当てました。フィンテック、グリーンファイナンス、インクルーシブファイナンス、年金財政、そして、デジタルファイナンスです。
易主席はまた、リスクから守る必要性を強調し、資本市場の安定的で健全な発展を維持するために全力を尽くすと誓いました。
ソース:CGTN