今回の発表は同国における外国投資の拡大と雇用創出に貢献するものとみられる
【パナマ市2023年10月31日PR Newswire=共同通信JBN】国際金融界とパナマ経済に肯定的な影響を与える重要決定として、金融活動作業部会(FATF)は28日、パナマをグレーリストから除外しました。この発表は、パナマ共和国が資金洗浄(マネーロンダリング)対策と組織犯罪資金調達防止システムを強化し、同国が国際的な透明性確保へ重要な一歩を踏み出せるよう十分な規制と行動を実施したと、フランスのパリで開催されたFATF総会で確認されたことを受けたものです。
パナマがFATFのグレーリストから除外されたことに対し、パナマのジャナイナ・テワニー(Janaina Tewaney)外相は次の声明を発表しました。
「2019年6月に金融活動作業部会(FATF)のグレーリストに追加された後の同年7月、わが政権は、資金洗浄や組織犯罪資金調達と闘い、金融システムの透明性向上を進める、より強固な枠組みを促進する確固たる公約を携えて就任しました。それ以来、パナマは、資金洗浄との闘いを強化し、わが国の金融システムの透明性を国際基準に従って高める立法、規制の枠組みを統合・強化することを目指した複数の戦略的施策の履行に成功してきました。本日、このようなしっかりした取り組みが国際社会に認められ、長年にわたって目指してきたFATFグレーリストからのパナマの除外に成功しました」
国内と海外の両方で次のような利点があります。
FATFのグレーリストからの除外は、パナマの経済発展にとっての重要な画期を意味します。テワニー外相はさらに、パナマに対するこの決定の将来的な影響について次のようにコメントしました。
「パナマがグレーリストから除外されたことで、パナマは外国投資にとって魅力的で安定した安全な投資先として確固たるものとなります。パナマは、金融サービスから海事、物流、海運に至る重要な経済事業部門の構築で、この地域では誰にも負けない実績を誇っています。中南米有数の投資先であるパナマは、幅広い分野の国際企業の継続的な関心を歓迎しており、コルティソ(Cortizo)大統領の政権は全パナマ国民と国際社会の利益のために、最高の国際基準の伝統を維持することに引き続き尽力しています」
実施された措置など、発表の詳細は、こちらの経済財務省の新聞発表を参照してください。
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Kate Cigna
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ソース: The Government of Panama