リヤド(サウジアラビア), 2023年10月27日 /PRNewswire/ -- リヤドで26日開催された国際的サミットFuture Investment Initiative(FII、未来投資戦略)で、欧州、中東の閣僚やアフリカのある首脳を含む主要な国際的名士らは、この10年間に見られる変動と混乱の増大の中で、国際経済の強化に役立ちそうな新しい原則を検討しました。
FIIの2日目は「A New Vision Manifest(新たなビジョンマニフェスト)」と題され、新興経済国が直面する課題と機会に焦点を当てました。ブラジル、トルコ、南アフリカなどの新たな「中堅国」に舞台を与え、サミットでは、より困難な経済的逆風と、重要な気候問題解決策の継続的な必要性の中で、国内経済と国際貿易を改善する方法が考察されました。
午前中の主要討論では、サウジアラビア王国のムハンマド・ビン・アブドラ・ジャドアーン(Mohammed bin Abdullah Al-Jadaan)財務相、トゥルキエ共和国(トルコ)のMehmet Simsek)財務相のほか、バーレーン王国と英国の閣僚らが、2023年に成長率が前年の2.7%から1.7%に低下した世界貿易をどのように改善するかを探りました。
国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ(Kristalina Georgieva)専務理事は、「世界で新型コロナウイルス、戦争、生計費危機など度重なる外生的ショックによって起こっている大きな変化の一つは、財務力の増大です。より地政学的な緊張が高まる世界でも、私たちは会社をより強くするための決断を下すことができます」と述べました。
昼食時の特別会合でポール・カガメ(Paul Kagame)大統領(ルワンダ)は代表者らへの演説で、ルワンダがいかに大陸経済の成功例となったかを強調しつつ、将来に何が必要かについて警鐘を鳴らしました。大統領は次のように述べました:「私たちは、より多くのアフリカ人が協力し、私たちが他の人たちに行ったのと同じように投資できることを願っています。これは協調性の問題でもあります。私はアフリカが世界の他の国々と協力して、どのように前進できるかについて、私たちの選択に基づいて可能な限り最善の方法で、お互いに利益をもたらすことができるようにしたいと思っています」。
FII 7の 2日目では、AIに関するサミットと、健康、金融、環境管理などの分野で人類の利益のために幅広い用途で AIをどのように規制、利用、開発、実装できるか、またそうするべきかについての重要な議論も行われました。
異文化協力のテーマは、アルイテハド所属で元レアルマドリードのフランス人サッカー選手カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)と、元FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッド(Jean Todt)国連事務総長ロードセーフティー特使を招いた午後のセッションでも強調されました。パネリストたちは、政府や機関がスポーツの比類のない影響力をどのように活用して、先見の明のある指導力を発揮し、国民を鼓舞し、最終的に世界をより緊密にできるかについて議論しました。
Future Investment Initiative Institute(FII研究所)のRichard Attias最高経営責任者(CEO)次のように述べました:「私たちのデータは今年、世界中での生活満足度の劇的な低下を示しています。当研究所は23カ国の5万3000人を対象に調査し、そのPriority Compass報告の成果は厳粛な内容を示しています。このデータは、ここFIIでの多くの討議や会話でこのことを知らせてきました。世界の指導者や最大級の投資家が参加し、イノベーションが急速に進んでいる中、精力的かつ迅速に行動することが人類に対する私たちの責務です」。
▽FII Instituteについて
Future Investment Initiative Institute(未来投資戦略=FII=研究所)は、投資部門を有し、1つの行動指針「Impact on Humanity(人類に及ぼす影響)」を掲げるデータ主導の国際的な非営利財団です。国際的、包摂的で、世界中の優秀な知性を育成し、そのアイデアを人工知能(AI)とロボット工学、教育、医療と持続可能性の4重要分野で現実世界のソリューションに変えています。
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