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◎Kemira Oyjがアクゾノーベルの製紙薬品事業買収

Kemira (Asia) Co.,Ltd
2014-07-16 14:49 1188

【ヘルシンキ2014年7月16日PRN=共同JBN】Kemiraはアクゾノーベル(AkzoNobel)の世界的な製紙薬品事業を買収することで予備的合意に達した。また双方は製紙業界の保水、排水アプリケーション向けのアクゾノーベルのコロイドシリカ事業について販売協定を結ぶ。この取引の完了は2015年第1四半期の見込みで、従業員協議手続きといくつかの国での不正競争問題当局の承認を含む慣習的完了条件を満たすことが条件になる。アクゾノーベルの製紙薬品事業にとってこの取引の企業価値は1億5300万ユーロである。

アクゾノーベルの製紙薬品事業には保水、サイジング製品ならびにウェットストレングス、コーティング製品を含むその他の製紙薬品が含まれている。買収される製紙薬品事業の2013年の売上高は2億4300万ユーロだった(欧州中東アフリカが40%、米州が30%、アジア・太平洋が30%)。売上高の約50%は包装用厚紙グレードに関連するものだった。買収される事業の2013年の営業EBITDA(利払い・税金・償却前利益)は2300万ユーロだった。Kemiraは買収によって2016年末までに年間1500万ユーロ以上の相乗効果を見込んでいる。

Kemiraのヤリ・ローゼンダール社長兼最高経営責任者(CEO)は「Kemiraはパルプ、製紙業界向けの開発、アプリケーション専門知識、化学薬品供給の世界リーダーである。この買収はわが社の成長戦略実行の大きなステップであり、これは特に包装、厚紙業界におけるわが社の立場を大きく強化し、アジア・太平洋地域におけるわが社のプレゼンスを強める。またこれは世界中の顧客に対するわが社の提供品目を多角化することによって業界へのコミットを示すものである。アクゾノーベルの製紙薬品はKemiraにとって大きな適合性があり、技術的、財政的に大きな事業上の相乗効果を達成できると期待している」と語っている。

アクゾノーベルのトン・ブフナー最高経営責任者(CEO)は「この予備的合意の発表は大変うれしい。Kemiraはこの市場の十分確立されたプレーヤーであり、製紙薬品事業の売却によってわが社は主導的な立場に集中するという戦略を遂行する。この部門売却によってわが社のパルプ、パフォーマンス・ケミカルズ事業は中核的活動に集中できる」とコメントしている。

Kemiraは世界的な化学品会社で、水集約業界の顧客に奉仕している。顧客の水、エネルギー、原材料効率を改善する専門知識、化学品を提供している。同社の集中分野はパルプと紙、石油と天然ガス、採掘と水処理である。2013年のKemiraの年間売上高は22億ユーロ、従業員は約4500人。同社の株式はNASDAQ OMX Helsinki Ltdに上場されている。

www.kemira.com

ソース: Kemira (Asia) Co.,Ltd