ニュースの概要:
マサチューセッツ州、ミルフォード, 2023年9月25日 /PRNewswire/ -- ウォーターズコーポレーション (NYSE:WAT) は、その Wyatt Technology™ ポートフォリオから、ナノ粒子分析用の DynaPro™ ZetaStar™ 装置を発表します。この新しい装置により、動的光散乱、静的光散乱および電気泳動光散乱 (DLS/SLS/ELS) 測定を、すべて 1 つのデバイスで同時に行うことができます。複数の光散乱テクノロジーを組み合わせ、自動的にデータの質を評価してアダプティブデータキャプチャーを実行することにより、ZetaStar 装置は感度と測定速度の向上を実現し、非常に少ないサンプル量で複雑なバイオ製剤の正確な開発を支援します。
Dr. Udit Batra(ウォーターズコーポレーションの社長兼 CEO)は次のことを述べています:「Waters と Wyatt の統合は、統合後の会社からの最初の新製品として ZetaStar 装置を発表することにより、重要な節目に到達しました。効果的で安全な脂質ナノ粒子ベースの治療法の開発は、ZetaStar 装置に組み込まれているような光散乱テクノロジーにかかっています。3 つの光散乱測定テクノロジーを 1 つの装置に独自に組み合わせて、より多くのデータポイントを提供することで、バイオ製剤の開発者は薬品の効果と安定性に関する高い信頼性を得ることができます。」
独自のフローセル設計により、ZetaStar 装置はオートサンプラーと共に構成でき、多数の測定を数時間または一晩中自動で実行でき、試験室の効率と生産性を大幅に向上させます。DLS と ELS を同時に測定する装置の機能とアダプティブデータ収集機能により、従来の ELS 測定速度が最大 10 倍i 向上します。
ZetaStar 装置のシンプルな設計は、ウォークアップ式のタッチスクリーンインターフェースを備えており、科学者はサイズ、分散度、粒子濃度、ゼータ電位、濁度という 5 つの重要なパラメーターを 1 つのワークフローで収集できるため、非常に少ないサンプル量(最低 2 µL)の測定が可能です。これらのパラメーターは、溶液中の粒子および高分子のサイズと電荷(ゼータ電位)を特性評価するために不可欠です。
この装置は、潜在的なユーザーによるミスやバイアスを取り除く新しいアルゴリズムを実装しているため、実行が容易になり、結果を出すまでの時間が短縮されます。装置の配置ずれを防止する機能により、システムの稼働時間も向上しており、ラボの効率が向上します。
ZetaStar 装置は、バイオ製剤および開発ラボの拡大するニーズに対応するように設計されており、遺伝子治療、ワクチン、mRNA、およびタンパク質を研究する科学者が、より安定した治療法の開発を手助けします。これは、半導体アプリケーションで使用される量子ドットやその他の金属ナノ粒子などの新規分子のコロイド安定性を研究する、材料科学の R&D ラボにもメリットがあります。
補足資料
ウォーターズコーポレーションについて (www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT) は、分析装置とソフトウェアで世界をリードする会社であり、60 年以上にわたりライフサイエンス、材料科学、食品科学に役立つクロマトグラフィー、質量分析、熱分析のイノベーションを開拓し続けています。世界中で約 8,000 名の従業員を擁するウォーターズは、14 の製造施設を含む 35 カ国に支社を構え、100 を超える国々で製品を販売しています。
Waters、Wyatt Technology、DynaPro、および ZetaStar は Waters Corporation の商標です。
お問い合わせ先:
Janice Foley
上級 PRマネージャー、広報担当
ウォーターズコーポレーション
janice_foley@waters.com
モバイル:+1.617.823.5555
[i] 従来の安定性標準試料の測定には約 80 秒以上かかることがありますが、内部試験では、同じ標準試料の同じサンプルの測定が 20 秒以下(最大 1/5)で完了しています。一部の ZetaStar ベータテスターでは、最大 10 倍高速な結果が得られたことが報告されています。
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