210mmモジュールの累計出荷量が150GWに達し、トリナ・ソーラーは210mmモジュールの出荷量の半分を占める

【常州（中国）2023年9月15日PR Newswire＝共同通信JBN】

TrendForceのリポート：

世界市場のインテリジェンスプロバイダーであるTrendForceによると、210mmモジュールの累計出荷量は6月末までに150GWに達し、トリナ・ソーラー（Trina Solar）がその半分を占めました。

TrendForceによると、今年末までに210mmモジュールの生産能力は722GW、すなわち総生産能力の69.83％に達すると予想されています。容量と出荷量の増加は、大型の高出力モジュールがバリューチェーン全体の開発を急速に進めていることを示しています。さらに、210mm n型モジュールの発電出力は700Wを超えており、210mm製品テクノロジープラットフォームのオープン性と革新性を明確に示しています。

210mmウエハーの生産能力は年間89.3%増加し、210mmモジュールがモジュール総能力の70%に到達

大幅なコスト削減と効率の向上によって大判ウエハーが急速に市場を席巻し、ウエハーの大型化と薄型化が急速に進展しました。TrendForceによると、今年の大判ウエハーの生産能力は878.6GWに達し、市場シェアの95.33％を占めると予測されています。特に注目すべきは、210mmウエハーの生産能力が昨年より89.3%増の357.2GWに達する見通しであるということです。

TrendForceによると、大型セルの容量は今年、全体の96.93％にあたる1136.2GWに達するとみられています。210mmセルの容量は、昨年比179％増の899.9GWに達すると予想されています。この成長によって市場シェアも増大し、76.8%になります。

モジュール部門では、TrendForceは大型モジュールの容量が今年961GWになり、市場シェアは92.84%に達すると予測しています。210mmモジュールの生産能力は、昨年比116%増の722GWに増加し、総生産能力の69.83%を占めると予測されています。容量は今後数年間拡大し続けると予測されており、市場における大型モジュールの主流としての地位を強化します。

高出力・大型モジュールが入札活動の90%以上を占め、n型モジュールの市場浸透が加速

コスト削減と効率の向上、アプリケーション設定の拡大のおかげで、高出力・大型モジュールは現在、入札活動の90%以上を占めており、エンドマーケットにおける主流の選択肢としての地位を確立しました。

今年の最初の7カ月における中国の太陽光発電モジュールの合計入札容量は137.78GWでした。540Wを超える電力を備えたモジュールは、135.5GWの総入札容量の98.37%を占めました。大型モジュール（182mm／210mm）は135.6GWで98.42％を占めました。n型モジュールは25.9GWで18.8%に達し、そのシェアは拡大しています。

高い需要によって210mmモジュールの累計出荷量は150GWに到達

TrendForceによると、6月末までに210mm（210Rを含む）モジュールの累計出荷量は150GWに達しました。150GWの210mmモジュール出荷のうち、トリナ・ソーラーは75GW以上を占めました。

TrendForceは、継続的なコスト削減と効率の向上によって、今年も大型モジュールの出荷が引き続き推進され、出荷率が85%を超えると予測しています。さらに、210mmモジュールの出荷量は記録的なレベルに達すると予測されています。

大手企業は業界を700W+時代に導く210mm n型モジュールを含む多数のn型製品を発表

Vertex N 700W+モジュールの量産によって、トリナ・ソーラーは業界をPV7.0時代に導いています。同社は半期決算報告で、年末までにn型ウエハー50GW、セル75GWの生産能力を確立し、そのうちn型セルが40GWを占めると発表しました。

n型モジュールの領域では、HJTモジュールは主に210mmであり、TOPConモジュールは主に210mm（210R）および19Xです。210mm（210R）n型モジュールと19X n型モジュールを比較すると、前者は出力において後者を大幅に上回っています。

210mm n型テクノロジーは、業界チェーンとエンドマーケット全体にさらなる価値を提供し、太陽光発電産業の高品質な発展を促進していきます。