DXC Technology、今後5年間でソフトウェアがサステナビリティを加速させる5つの方法を予測

ソフトウェア主導のイノベーションは、気候変動の影響を受けない未来の実現のために必要な根本的な変革につながる

ロンドン, 2023年6月2日  /PRNewswire/ --フォーチュン500にランクインするグローバルなテクノロジーサービス企業であるDXCテクノロジー（NYSE: DXC）は、今後5年間にソフトウェアがより持続可能な未来の創造に貢献する5つの方法を予測しました。

DXC Technology Predicts Five Ways Software Will Accelerate Sustainability in the Next Five Years (credit Adobe Stock) (CNW Group/DXC Technology Company)

DXCのチーフテクノロジーストラテジストであるHenrik Hvid Jensenは、「テクノロジーは、生産性や効率の向上、コスト削減から進捗状況のモニタリングやモデリングまで、サステナビリティのほぼすべての側面において、非常に大きな役割を担っています」と述べています。 「DXCは、グローバルなITサービスのリーダーとして、今後5年間、テクノロジーが持続可能な開発を推進する上で、極めて重要な役割を果たすと確信しています」。

1. 組織は循環型経済のビジネスモデルを採用するようになる

世界的に天然資源は減少しており、世界的な需要に対応するために搾取していては、環境に悪影響を及ぼします。 廃棄物を出さない競争力のあるグローバルな循環型経済を構築するために、企業はビジネスモデルを適応させ、資源効率を最大化し、リサイクル可能な製品を開発し、廃棄物を新しい商品として再利用する必要があります。

循環型経済への移行における最大の課題の一つは、ライフサイクル全体を通して製品に関するデータを収集・共有することです。 デジタル製品パスポート（DPP）は、そのような機能を提供し、製品の持続可能性、環境、リサイクル性の属性に関する透明性の高い記録ができます。 欧州連合は、この分野において初の試み行うとして自らを位置づけており、2030年までに同地域のほとんどの製品がDPP規制の対象となることを期待しています。 

2. AIが天然資源の管理に貢献する

AIは、生物多様性、エネルギー、輸送、農業生態系の管理など、多くの環境問題に取り組む上で、ますます重要になっていくでしょう。 農業分野では、AIは洞察を生み出し、自動化を進めることで、環境スチュワードシップを向上させ、作物や家畜が影響を受ける前に病原菌の蔓延の可能性を察知することができます。 テクノロジーは個々の農場の生産高に影響を与えるだけでなく、データが貴重な洞察を生み出し、地方や国家レベルでの政策決定にプラスの影響を与えることができます。

例えば、DXCはスペインの農業・漁業・食糧省（MAPA）と提携し、データ解析とAIによってスペインの農業部門が変革を起こしています。 あるプロジェクトでは、MAPAとそのパートナーが収集した環境データソースを評価することで、AIアルゴリズムを使って森林火災を正確に予測します。 その他にも、AIでは多くの情報に基づいて作物の定植場所の決定などの判断に役立っています。

3. AIが再生可能エネルギーの実現性を高める

マッキンゼー（McKinsey）は、2026年までに世界の再生可能エネルギーの発電能力は2020年の水準から80％以上増加すると予測しています。 例えば、ヨーロッパでは、ソーラーパネル、電気自動車（EV）、エネルギー貯蔵などの再生可能エネルギークラスの資産が、2025年には約3600万台、2030年には8900万台、グリッドに追加されるといいます。

自動化とデータ解析は、分散型エネルギー源の管理、余剰電力の誘導、潜在的なグリッドの弱点が重大な問題に発展する前に警告することができ、電力会社がリアルタイムで必要な場所に電力を振り向けることができます。

4. 今後10年でソフトウェア定義型EVに大きくシフトする

自動車産業は、世界の温室効果ガス排出量の4分の1近くを占め、都市の大気汚染の主な原因となっています。 これに対処するため、米国や欧州などの規制当局は、ガソリン車やディーゼル車の新車販売を制限するための政策の見直しや法律の制定を進めています。 その結果、世界の大手自動車メーカーのうち18社が、今後数年のうちにEV製造に全面的または大幅に切り替えることを表明、または表明しています。

EVは環境配慮に特に配慮し、効率よい管理ができる自動化機能を備えたソフトウェア定義型車両（SDV）になるでしょう。 SDVは、スマート経路案内とエネルギーの最適化ができ、充電容量や航続距離の問題が軽減されることになります。

5. 金融システムは、省エネ設計になる

より環境的に持続可能なオペレーションへの移行は銀行や金融機関にとって最重要課題です。 より持続可能なソフトウェア、より効率的なアルゴリズム、より優れたデータ処理が、こうした取り組みのカギとなります。 このため、世界のグリーンファイナンス市場は、2012年の52億ドルから2021年には5,400億ドル以上に拡大すると言われています。

環境に配慮したポートフォリオの増加に加え、金融サービス部門では、データセンターの効率化を実現することで、エネルギー消費量を大幅に削減しています。 データ重複排除や圧縮などのアップグレードにより、データストレージのレイアウトやストレージの効率を向上させ、エネルギー使用量を削減することができます。 従来の金融部門にとどまらず、暗号通貨の採掘プロセスの持続可能性を高める新しいアプローチも生まれています。

「DXCのChief Technology StrategistであるHenrik Hvid Jensenは、次のように述べています。「私たちは皆、持続可能性が新しい標準となる日を楽しみにしています」。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。今後5年間でソフトウェアがサステナビリティを向上させる5つの方法（Five Ways Software Will Boost Sustainability in the Next Five Years）

DXCテクノロジーについて

DXCテクノロジー（NYSE: DXC）は、グローバル企業が極めて重要なシステムと運用を実行するのを支援する一方で、ITを現代化し、データ・アーキテクチャーを最適化し、さらに公共、民間、およびハイブリッドの各クラウド全体にセキュリティと拡張性を保証します。世界の大企業や公共セクターの団体は、DXCを信頼してサービスを有効利用し、IT資産全体にわたって新しいレベルのパフォーマンス、競争力、および顧客体験を向上させます。お客さまや同僚に優れたサービスを提供する方法の詳細については、DXC.comをご覧ください。

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2088579/DXC_Technology_Company_DXC_Technology_Predicts_Five_Ways_Softwar.jpg?p=medium600

問い合わせ先: Aleksandra Andreasik-Binkowska、DXCテクノロジー、コミュニケーション・マネージャー、a.andreasikbinkowska@dxc.com