【広州(中国)2014年4月4日PRN】スペイン人のフアン・サバタ氏は新規ビジネスを行うために広州交易会(The Canton Fair)が果たす能力のすべてを知っている。昨年初めて中国一権威がある広州交易会に参加したスペインのデザイン会社Animaのトップであるサバタ氏は、新製品を製作する中国企業の注文を受けて大忙しだった。
蘇州市の企業から新型掃除機のデザインの注文を受けたあと、一服しながらサバタ氏は「とてもうれしい。忙しいけど幸せな気分だ。広州交易会に参加すると、新規ビジネスで毎日がクレージーなくらいだ」と語っている。
現在の中国経済は「Made in China」から「Created in China」へと急速にバリューチェーンが移行している。4月15日に広州市で開幕する第115回広州交易会は、この変容を加速することになる。
製品デザインの卓越性は、広州交易会の特徴のひとつになっている。「Design Promotes Trade(デザインが貿易を促進する)」イベントの成功拡大堅持によって、広州交易会はデザイン重視貿易を推進するアジア有数の大手フォーラムの地位を強固にしている。
第115回広州交易会は、恒例のCanton Fair Product Design and Trade Promotion Center(PDC)と広州交易会(CF)賞(Canton Fair Awards)を主催し、さらに今回「Matchmaking Event for China Top 10 Industrial Design Firms and Canton Fair Exhibitors」を新たに開催する。このイベントは4月17日に行われ、中国の大手デザイン会社と最強のメーカーが参集する。交易会ではデザイン戦略、ブランドマーケティング、ファッション情報、技術革新の4つのテーマ別フォーラムも開かれる。
諸外国からの受注を目指しデザインの卓越性に注力する中国輸出業者の数はますます増えている。2013年に設けられた広州交易会賞は、中国メーカーの中で革新水準上昇の指標となっており、最先端製品のソースを求める海外のデザイン専門家と企業の双方から認められているトレンドである。
PDCは第109回広州交易会に初めて登場し、国際的デザイン機関と中国メーカー間の交流プラットフォームとして機能している。PDCの成功は数字が証明している。昨年の第114回広州交易会で行われたPDC第1ステージには、世界中から50を超えるデザイン企業が参加した。潜在的な顧客6387人が参加、そのうち1178人は契約締結に大きな関心を示した。
詳細はhttp://www.cantonfair.org.cn/en/index.aspを参照。
ソース:The Canton Fair