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MDT、電流検出向けの2MHz帯域幅のプログラマブルTMRリニアセンサー「TMR2625x」を発売

MultiDimension Technology Co., Ltd.
2023-05-09 08:19 614

優れた温度安定性と汎用性により、高速パワーエレクトロニクス向け広帯域電流検出ソリューションを実現するTMRセンサーシリーズを新発売

ニュルンベルク(ドイツ)および張家港市(中国、江蘇省) 2023年5月9日 /PRNewswire/ -- MultiDimension Technology Co., Ltd. (マルチ・ディメンジョン・テクノロジー株式会社、MDT)は、トンネル磁気抵抗効果(TMR)技術に特化した磁気センサーの大手メーカーであり、Sensor+Test 2023にてリニア磁場センサーTMR265xを発表しました。2MHzの帯域幅を備えたこのセンサーは、高速パワーエレクトロニクス用の広帯域電流検出用に設計されています。また、プログラマブル信号調整用の特定用途向け集積回路(ASIC)を内蔵しており、温度較正によって感度と測定範囲を最大±1000ガウスまでカスタマイズ可能です。工場でのプリセットやユーザーによる現場プログラミングにより、電流検出、ロータリーエンコーダ、非破壊検査といった、さまざまな高周波・高精度センサーアプリケーションに不可欠な、性能測定基準の高い均一性と温度安定性を実現します。

TMR265xシリーズは、炭化ケイ素(SiC)/窒化ガリウム(GaN)パワースイッチなどの高速パワーエレクトロニクスにおける電流モニタリングに最適な、信号処理された磁界・電流検出ICのなかで最も高い周波数応答2MHzという新たな標準を確立しています。プログラマブル信号調整ASICは、特定の用途要件に欠かせない性能パラメータの最適化をねらいとして汎用性を強化しています。ユーザーによるプログラミングが可能なオプションにより、構想から生産まで、多岐にわたる設計の選択肢を柔軟かつ効率的に検討する方法を提案します。TMR265xの充実した機能セットにより、お客様の大量生産・性能重視のセンサー用途の開発サイクルおよび上市までの時間を短縮可能です。

TMR265xの主な特徴と利点:

  • DCから2MHzまでの広い帯域幅。
  • 感度をカスタマイズ可能なプログラマブル線形範囲は最大±1000ガウスであり、幅広い電流測定範囲に対応。
  • 多点温度補償により、-40〜125℃の優れた温度安定性を実現。
  • ネイティブ線形範囲は±1000ガウス(TMR2651D)および±500ガウス(TMR2652D)の2種類。
  • 電源電圧設定は5.0Vと3.3Vの2種類。
  • 優れた直線性と低いヒステリシスを実現。
  • オプションのプログラミングツールキットによる、ユーザーによる現場較正が可能。
  • コンパクトな3*2*0.75mm DFN6Lパッケージ。

TMR265xセンサーは、Digi-key社から競争力のある価格で迅速に注文可能であり、多岐にわたるセンサー用途の汎用磁場測定に最適です。

価格設定、納期、技術的なお問い合わせについては、MDT社にご連絡いただくか、5月9日から11日までドイツのニュルンベルクで開催されるSensor+Test 2023のMDT社ブース(1-639)にお越しください。

MDTについて

マルチ・ディメンジョン・テクノロジー(MultiDimension Technology)は2010年に中国江蘇省張家港で設立され、中国の北京、上海、成都、寧波、東京、米カリフォルニア州サンノゼに支社を構えています。MDTは独自の知的財産ポートフォリオ、最も条件の厳しいアプリケーション需要を満たす高性能、低コストのTMR磁気センサーの量産に対応可能な最先端の製造能力を開発しました。同社は、磁気センサー技術と技術サービスにおけるエリート専門家とベテランから成る中核管理チームに率いられ、顧客のために付加価値を創造し、その成功に向けて尽力しています。MDTに関する詳しい情報は、http://www.multidimensiontech.comをご覧ください。

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ソース: MultiDimension Technology Co., Ltd.