シノペックがタリム盆地でアジアで最も深い石油およびガス井の掘削を開始

北京、2023年5月5日/PRNewswire/ -- China Petroleum & Chemical Corporation（HKG: 0386、「Sinopec」、「シノペック」）は、2023年5月1日にプロジェクトDeep Earth 1-Yuejin 3-3XC Well（「the Well」）の掘削を開始しました。新疆ウイグル自治区タリム盆地。設計深度は9,472メートルで、アジアで最も深い石油とガスの井戸となり、現在世界を牽引する技術と設備能力を備えた中国の超深度の石油とガス探査におけるマイルストーンの重要性を突破するものとなります。

タクラマカン砂漠の端にあるアクス県のシャヤ郡に位置するこの井戸は、わずか4～5日で1,500メートルの上部の層序封鎖を完了しました。シノペック・オイルフィールド・サービスによって実施された掘削作業は、21日で炭素層に到達すると推定されており、この地域で新しい記録を打ち立てます。

非常に困難でやりがいのある掘削作業は、超深度掘削における水平変位の新しいアジア記録も打ち立てています。9,000メートルを超える深さの井戸は、石油およびガス工学技術開発の中でも最も困難な分野である超深井戸と定義されています。井戸の深さはエベレストより624メートル高く、複雑な地質構造と高温、高圧、硫化水素含有量という一般的なネックに加えて、井戸は3,400メートルの水平掘削距離用に設計されており、水平深度における困難なケーシングやカッティングスの形成などの新しい問題が生じます。

Sinopec Northwest China Petroleum Bureauは、湿地の自然保護区を損なうことなく、豊富な石油およびガス資源にアクセスする超深度の大排水技術を革新的に採用しました。「一対の眼」を搭載し、高精度掘削計測・制御システムにより、鉛直深度7,200メートルから信号を発信する高温・高効率の指向性技術です。

シノペックは、パイロットの超深部探査プロジェクトを立ち上げ、深海相の地質学理論と探査技術のイノベーション主導の開発を通じて深さの限界を押し広げることを目指しています。シノペックは、自社開発の回転式ジオ操縦可能掘削システムと高温高圧検層機器を通じて、高精度で高速掘削の飛躍的な発展を遂げました。現在、Shendi-1プロジェクトの順北油ガス田には、深さ8,000メートルを超える49の油井とガス井があり、複数の油田がアジアの新記録を打ち立てています。