フフホト、中国、2023年5月5日 /PRNewswire/ -- 4月27日に伊利集団(Yili Group)が、2022年の年次報告書を発表しました。 報告書によると、Yiliの総売上高は1,231億7,100万人民元(178億ドル)、純利益は94億3,100万人民元(13億6,000万ドル)に達し、それぞれ前年比11.37%、8.34%増となりました。 総売上高、純利益ともに過去最高を記録した同社は、2022年度もアジアの乳製品業界をリードしています。
同日発表された2023年の第1四半期レポートでは、Yiliが安定した成長を実現し、業界の回復をリードし続けていることが示されています。 売上高は334億4,100万人民元(48億3,000万ドル)、純利益は36億1,500万人民元(5億2,000万ドル)で、それぞれ前年同期比7.71%、2.73%の伸びとなりました。
業界のパートナーとのWin-Winな発展
Yiliは10年以上にわたって、産業界のパートナーの運用リスクを最小限に抑えるために、産業チェーンにおける融資を実施しています。 2022年末までに、1万974の牧草地や店舗に資金援助を実施し、その総額は1,181億6,000万人民元(170億8,000万ドル)に上ります。
海外市場においては、同グループの子会社であるオセアニア・デイリー(Oceania Dairy)が、ニュージーランドの73の地元農場と生乳原料購入契約を締結し、生乳のサプライヤーに安定的かつ競争力のある価格を提供しています。
グリーン開発への継続的な支援
グリーン開発の重要性が世界的に認識されるようになった今日、Yiliは環境保護およびゼロカーボンに関する取り組みのパイオニアとしての地位を確立し、炭素排出の削減に向けた新しいモデルを継続的に模索してきました。
また、2050年までに産業チェーン全体でカーボンニュートラルを達成することを約束した同社は、中国初のゼロカーボン食品工場を設立したほか、消費者にとってよりエコで低炭素な製品を開発しました。
さらに、同社は2022年末までに、合計1,049の省エネおよび排出削減プロジェクトを実施し、31の工場が国家レベルで"グリーン工場"として認定されました。 世界規模では、Yili Groupは43の国際的な主要パートナーとともにネット・ゼロ・カーボン・アライアンス(Net-Zero Carbon Alliance)を設立しました。これは、炭素削減のためのソリューションを共同で開発し、進捗状況についての洞察の共有を目的とするものです。
グローバル市場でのローカライズが加速
Yiliの海外市場への進出に伴い、グループは積極的に地域社会に溶け込み、率先して企業の社会的責任を果たしています。
インドネシアでは、同社のアイスクリームであるジョイデイ(Joyday)が、同地域のアイスクリームトップ4に名を連ねます。 さらに、今では、同国で使用する原材料や副資材の85%を地元のサプライヤーから調達するようになりました。
ニュージーランドでは、Yili Groupが2022年にウエストランド・ミルク・プロダクツ(Westland Milk Products)の包括的な改善を完了しました。 Westland Milk Productsは現在、高品質のグラスフェッドバターの生産能力を年間4万2,000トンに引き上げ、西海岸最大のバター施設となっています。
2022年、Yiliは海外事業収入の大幅な伸びを達成し、52.2%の成長率を記録しました。
(1米ドル ≈ 6.92人民元)