【香港2023年4月13日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)は12日、Huawei Hong Kong and Macau Partner Summit 2023においてアジア太平洋市場向けのHuawei Cloud Stack 8.2を正式に発表しました。このサミットのテーマは「Grow Together, Win the Future(ともに成長し、未来を勝ち取ろう)」です。最新バージョンのHuawei Cloud Stackは信頼できるクラウドネイティブインフラ、豊富なクラウドサービス、豊富な業界ノウハウを提供し、アジア太平洋地域の企業がインテリジェントなアップグレードを加速する支援ができるように設計されています。また、ファーウェイはアジア太平洋地域のHuawei Cloud Stack Innovation Labの設立も発表しました。
Huawei Cloud StackのHu Yuhai副社長は「私たちは、Huawei Cloud Stack 8.2とアジア太平洋Huawei Cloud Stack Innovation Labを活用し、アジア太平洋のハイブリッドクラウド市場に新たな活力をもたらし、それと共にインテリジェントなアップグレードを加速させ、より多くの企業のデジタルパワーを解放したいと願っています」と述べました。
▽Huawei Cloud Stack 8.2-インテリジェントなアップグレードに最適の選択肢
Huawei Cloud Stackは、信頼性の高いオンプレミスのクラウドソリューションです。オンプレミスに展開することで、セキュリティーとコンプライアンスが向上します。また、パブリッククラウドのサービスと同期することで、継続的なイテレーションも可能になります。Huawei Cloud Stackは技術革新を促し、より多くの産業で新しい価値を生み出すために3つのアプローチをとっています:
信頼性が高くてレジリエントなクラウドネイティブインフラを確立
サービスの強靭なレジリエンス(回復力)はあらゆるワークロードのクラウド移行の鍵です。クラウドインフラのレジリエンスを高めるために、Huawei Cloud Stackは高い信頼性、多様なコンピューティングパワー、高度なセキュリティー、効率的なストレージ、フルメッシュネットワークおよび効率的なクラウド管理を提供します。
自動フェイルオーバーを実現するために、当社は都市内アクティブ・アクティブソリューションおよび地域間HAソリューションなど、シナリオに応じたさまざまな災害復旧(DR)ソリューションを提供してきました。さらに、DRサービスときめの細かいDRにより、テナントはカスタムDRポリシーを作成することができます。
私たちは、1つのセキュリティオペレーションセンターと7つの保護レイヤーで構成されるエンドツーエンドのセキュリティー保護システムを設計しました。これにより、受動的な対応がプロアクティブな防御へと変革されます。また、このシステムは100以上の検知モデルと50以上のプレーブックも提供します。アラームの90%は数分で解決することが可能です。当社のインテリジェントなクラウド管理プラットフォームであるManageOneは、サービス、運用、保守を網羅する包括的な管理機能を提供します。その独自のマルチレベル・クラウドリソースプール管理アーキテクチャーは、企業の複雑な組織構造に対応します。
▽イノベーションを容易にする豊富なクラウドサービスを提供
Huawei Cloud Stackはファーウェイのパブリッククラウドと同じアーキテクチャーを共有しているため、クラウドサービスを継続的に進化させることができ、顧客が最新のクラウドサービスを利用してデータ、AI、アプリケーションのイノベーションを推進することに役立ちます。
当社はAI開発パイプラインであるModelArtsを開発しました。データ管理、データラベリング、アルゴリズム開発、モデルトレーニング、推論展開など、AI開発ツール一式を提供します。ModelArtsは、断片化、カスタマイズに関する多くのニーズ、隔離された環境に起因する非効率なAIアプリケーション開発の問題を解決します。さらに、ModelArtsは鉱業、気象予測、バイオ医学などの幅広い産業におけるAIの効率的な運用を支援します。
GaussDB、MapReduce Service(MRS)、Data Warehouse Service(DWS)は、データイノベーションのために設計された当社の主力3製品です。GaussDBはオンライントランザクション処理(OLTP)データベース製品で、優れたパフォーマンス、信頼性、セキュリティーを提供します。この製品により、顧客はコアデータベースを分散型アーキテクチャーに移行することができます。MRSはハイパフォーマンスでリアルタイムのデータレイクを提供します。DWSは、T+1オンライン分析処理(OLAP)とリアルタイムのハイブリッドトランザクション/分析処理(HTAP)の両方を提供するエンタープライズグレードのデータウエアハウスサービスを提供します。
アプリケーションのイノベーションという点については、Huawei Cloud StackのCloud Container Engine(CCE)はKubernetesのAPIと100%の互換性があり、アプリケーションの状態を監視・管理するワンストップのO&Mプラットフォームを提供します。また、ROMA Connectはデータ、情報、APIの効率的な管理に利用できます。
▽豊富な業界ノウハウを集約してシェアードエクセレンスを実現
Huawei Cloud Stackには多くの業界の顧客のクラウドトランスフォーメーションを可能にする豊富な経験があります。顧客の容易なクラウドへの移行、利用、管理が実現するよう、当社はパートナーとの協業により専門的サービスや業界ごとのソリューションを提供してきました。
当社はナショナルAIクラウド、国家政府クラウド、金融クラウドのソリューションなど、30以上の業界に特化したソリューションをリリースしています。これらのソリューションはすべてクラウドプラットフォームやパートナーのアプリケーションと事前統合され、検証されています。こうしたソリューションは、当該する業界の顧客にアーキテクチャーのリファレンスを提供します。
当社はトップレベルの設計、実装、オペレーショナルエクセレンスなど、複数フェーズを網羅する70以上の専門的サービスを立ち上げました。これらのサービスにより、私たちの専門的な知識が顧客と共有されます。
▽アジア太平洋Huawei Cloud Stack Innovation Lab
現地の顧客やパートナーがより多くのシナリオに向けたイノベーションを推進できるよう、Huawei Cloud Stackは中国の香港にアジア太平洋地域のイノベーションラボを設立しました。このイノベーションラボは顧客とパートナーに開放され、ソフトウエアやハードウエアの検証、POCテスト、人材育成など、さまざまな目的に利用されます。
▽インテリジェントなアップグレードを加速し、アジア太平洋地域の企業のデジタルパワーを解き放つ
Huawei Cloudは「Everything As a Service」というビジョンにこだわり、常にイノベーションを続け、世界の顧客から信頼されるブランドになりました。幅広い顧客とパートナーに支えられ、当社は現在、その規模で世界5位のクラウドベンダー、中国2位のクラウドベンダーであり、アジアの新興市場におけるトップ5クラウドの中で最も急成長しているクラウドです。
インドネシアでは、Huawei Cloud Stackのハイブリッドクラウドソリューションは現地の大手グループの1つであるCT Corpが顧客データプラットフォーム(CDP)を展開し、TCOを25%削減し、ビジネスの全体的な業績を30%向上することに寄与しました。
タイでは、Huawei Cloud Stackはタイの大手公立病院の1つであるシリラート病院と提携し、AI利用による画像読み取り、無人薬剤配送車、5Gベースの救急車など、9種類の異なる病院シナリオに技術の進歩を注ぎ込むスマートホスピタルを開発しました。
中国では、Huawei Cloud Stackは中国工商銀行(ICBC)が業界最多のレイクである4000超のノードを備えた金融データレイクを展開するのを支援しました。これにより、ICBC のミッションクリティカルなアプリケーションのすべてがクラウドに移行されました。これには、ビッグデータのリスク管理、リアルタイムの不正防止およびマネーロンダリング防止検出などが含まれます。
アジア太平洋市場ではデジタルトランスフォーメーションが花開いています。この市場の企業にとっては、クラウドイノベーションに飛び込むことが不可欠です。今後、Huawei Cloud Stackは引き続きイノベーションの先頭に立ち、業界のニーズを注視し、顧客やパートナーと手を携えてアジア太平洋市場の企業がインテリジェントなアップグレードを加速し、デジタルの未来を照らすことを支援します。
より詳しい情報はHuawei Cloudの公式ウェブサイト(https://www.huaweicloud.com/intl/en-us/product/huaweicloudstack.html )をご覧ください。