ロンドン, 2023年4月4日 /PRNewswire/ -- イギリス・ロンドンに本社を構えるテクノロジー業界に特化した大手調査・アドバイザリーグループのオムディア(Omdia)の最新調査によると、ゲームに対する世界の消費者の支出は、2027年までに2,150億ドルに達すると判明しました。2022年にゲームの映像化が50%増加したことに続き、さらに多くのビデオゲームフランチャイズが大小のスクリーンに進出するにつれ、トランスメディア空間は拡大し、利益を上げ続けています。
Omdiaのメディア&エンターテインメントプラクティスのシニアディレクターであるMaria Rua Aguete氏は、こう指摘しています。「1980年代以降ゲームのIP化が進むとともに、近年、コンテンツの品質や消費者からの認知度が著しく向上しています。 ストリーミングサービスやスタジオがサービスをマネタイズし、収益性を達成するためには、より多くのコンテンツが必要です。そして消費者もまた、増々多くのコンテンツを求めています」。また、「『トゥームレイダー(Tomb Raider)』(5.5)や 『ハウス・オブ・ザ・デッド(House of the Dead)』(2.1)は、低調な作品として過去のものになっています。 Netflixの『ウィッチャー(The Witcher)』やHBOの『ラスト・オブ・アス(The Last of Us)』のような高視聴率のテレビシリーズは、品質および制作費、脚本が優れたレベルであることを証明しています」とRua Aguete氏は語っています。
Omdiaによると、米国のSVODサービスで配信されているタイトル数は、2022年第3四半期時点で4万タイトルを突破しています。米国での番組制作費も2022年には前年比で11%成長し、1,224億ドルに達しました。
また、各国を過去10年間のゲーム関連コンテンツやサービスへの支出額でランク付けした結果、米国、中国、日本、英国、韓国が上位5位を占めています。
さらに、Omdiaの調査によると、すべての年齢層において、ゲーマー界は映画界よりもはるかに大きいことが判明しました。米国では55歳から64歳の年齢層の50%以上が映画よりもゲームを好み、英国やドイツでは女性がモバイルゲーム人気をけん引しています。
「最も人気のあるビデオゲーム・フランチャイズの一つ、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(Super Mario Bros)』が今年4月に映画スクリーンに帰ってくるという宣伝と盛り上がりの中、『ラスト・オブ・アス』、『ストレンジャー・シングス(Stranger Things)』などのSFシリーズ人気は留まるところを知らず、映画やテレビドラマの映画化により、ゲームソフトの売上の飛躍的な伸長が予想されます。」このように、Rua Aguete氏は結論付けています。
▽OMDIAについて
Informa Tech傘下のOmdiaは、テクノロジー調査・アドバイザリーグループである。同社はテクノロジー市場に関する深い知識と実用的な洞察を組み合わせ、企業がスマートな成長の意思決定を下すことを支援する。より詳しい情報はwww.omdia.com を参照のこと。
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