Aramco JV HAPCOが中国で大型製油所と石油化学コンビナートの建設に着手

• 30万BPDの製油所と165万トンのスチームクラッカーを含むグリーンフィールド・プロジェクト
• Aramcoが日量最大21万バレルの原油原料を供給へ
• 2026年には石油精製と石油化学の統合的なコンビナートがフル稼働予定
• 中国東北部、遼寧省盤錦市に建設されるコンビナート

ダーラン、サウジアラビア, 2023年3月29日 /PRNewswire/ -- アラムコ（Aramco）および共同事業パートナーのノリンコグループ（NORINCO Group）、盤錦新城工業集団（Panjin Xincheng Industrial Group）は、中国北東部で、石油精製と石油化学の大規模かつ統合的なコンビナートの建設に着手予定です。

Amin H. Nasser, Aramco President & CEO, Mohammed Y. Al Qahtani, Aramco Executive Vice President of Downstream, Shiquan Liu, NORINCO Group Chairman, and Lecheng Li, Deputy Secretary of the Liaoning Provincial Party Committee and Governor of Liaoning Province witness the signing of an agreement to commence construction of a major integrated refinery and petrochemical complex in northeast China. The agreement was signed by Anwar Al Hejazi, Aramco Asia President (sitting left), Yongqiang Ren, North Huajin Chairman (sitting centre), and Fei Jia, Panjin Xincheng Industrial Group Chairman (sitting right)

Aramco (30％)、NORINCO Group (51％)、Panjin Xincheng Industrial Group (19％)のジョイントベンチャーであるHuajin Aramco Petrochemical Company（英文略称：HAPCO）が、日量30万バレルの製油所と、年間生産能力エチレン165万トン、パラキシレン200万トンの石油化学プラントを組み合わせたコンビナートを開発しています。

必要な行政認可を確保した後、2023年第2四半期に着工し、 2026年までに本格稼働する予定です。

Aramcoは、遼寧省盤錦市に建設中のコンビナートに、最大21万BPDの原油原料を供給する予定です。

Aramcoのダウンストリーム担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMohammed Y. Al Qahtani氏は、次のように述べています。 「この重要なプロジェクトは、燃料と化学製品の分野で拡大する中国の需要を支えるものとなります。 また、世界の石油化学製品需要の牽引役としてますます重要性を増している中国およびその周辺地域における同社のダウンストリーム拡大戦略の大きなマイルストーンとなります。 」

また、NORINCO Group副ゼネラルマネージャーのZou Wenchao氏は、次のように述べています。 「この大規模な石油精製・石油化学コンビナートは、質の高い「一帯一路」構想の共同開発を実施および実現し、産業構造改革を促進し、石油および石油化学セクターをより強く、より良く、より大きくするためのNORINCO Groupの重大なプロジェクトです。 中国とサウジアラビアの経済および貿易における協力を深め、共通の発展と繁栄を実現する上で重要な役割を果たすでしょう。」

Jia Fei, Panjin Xincheng取締役会長は次のように述べています。 「このプロジェクトは盤錦市にとって、化学品や特殊製品の増加を促進し、石油精製と化学産業の統合を強化する上で大きな意義があります。 すなわち、重要な国家石油化学・ファインケミカル産業基地の開発を加速させるための象徴的なプロジェクトなのです。」

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