ロンドン, 2023年3月28日 /PRNewswire/ -- アフリカ大陸で現在保有されている私有資産合計額は2.4兆米ドルであり、Henley & PartnersがNew World Wealthと提携して発行した最新の2023年度Africa Wealth Reportによると、億万長者の人口は今後10年間で42%増加すると予想されています。
本レポートでは、南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、ケニア、モロッコを含むアフリカの「ビッグ5」における私有資産市場を合計すると、それは大陸の富裕層(HNWI)の56%を、そして億万長者の90%以上を占めていることが明らかになっています。現在アフリカには、100万米ドル以上の私有資産を所有する13.8万人の富裕層、1億米ドル以上相当を所有する328人の億万長者、10億米ドル以上を所有する23人の億万長者がいます。
過去10年間の経済不況にもかかわらず、依然として南アフリカに他のアフリカの国々の少なくとも2倍以上の富裕層、および大陸内の億万長者(1億米ドル以上)の30%が暮らしていることに変わりはありません。エジプトには大多数の億万長者が住んでおり、モーリシャスではアフリカで最も高い資産(1人あたり平均資産)が保有されています(37,500米ドル)。続いて、10,880米ドルの南アフリカと10,050米ドルのナミビアがランクインしています。
アフリカには、ルワンダ、モーリシャス、セイシェルを含む世界で最も急速に成長している市場のいくつかがあり、過去10年間でそれぞれ72%、69%、54%の資産の成長を遂げています。予測に関しては、モーリシャスは今後10年間(2032年まで)で75%という最高の私有資産成長率に達すると予想されており、ベトナム、インド、ニュージーランドに続いて、億万長者の成長率で世界で4番目に速い国となっています。
ナミビアの10年間の私有資産成長率は60%を超えています。最近販売開始された投資対象の不動産物件により、世界中の富裕層投資家を引き付ける可能性があります。本レポートのコメントによると、ナミビア投資推進・開発委員会のCatherine Shipushu氏は、同国が世界最大のウラン埋蔵量の1つを誇り、最近のガスと石油埋蔵量の発見により国際的な注目を集めていると述べています。「アフリカの持続可能なエネルギー首都になるという大胆な野望により、ナミビアの戦略的な場所と世界クラスの港は、他のアフリカ市場の3億人以上の人々にとって理想的な玄関口になります。」
Henley & Partnersの民間顧客部門のグループ責任者であるDominic Volek氏は、より多くのアフリカ諸国が、自国の経済を変革する可能性のある投資機会を通じて不動産物件と市民権を提供することにより、富裕層を引き付けることに狙いを定めていると語っています。「アフリカ大陸で資産が成長するにつれて、投資移行がアフリカで地位を獲得し続けると予想しています。これは、移動の自由と経済的機動性を向上させ、場所の選択肢を確保し、リスクを軽減しようとするアフリカの富裕層の需要側についてだけ言えるのではありません。ますます多くのアフリカ諸国が資本と人材の流入を増やすための独自のプログラムを開始しようと模索しています。これらの供給側の諸国についても同様のことが言えるのです。」
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