東京、2014年2月26日/PRニュースワイヤ/ --
資本市場向け統合型ソフトウェアのリーディング・プロバイダーであるCalypso Technology Inc.カリプソ・テクノロジー)は本日、東京証券取引所グループの日本証券クリアリング機構(JSCC)がカリプソのシステムを使用して日本円金利スワップ(IRS)および担保管理のクライアント・クリアリングの稼働を開始したと発表しました。
2014年の規制に先立ち、JSCCは日本のディーラー・コミュニティの支援のもと、自主的にクライアント・クリアリング業務を開始いたしました。シティグループ、みずほ銀行、モルガン・スタンレーMUFG、野村證券、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドの5社がクライアント・クリアリング業務に登録しております。JSCCの新しいクライアント・クリアリング業務には、ドリップ・フィード・クリアリング(リアルタイムに近い)、参加者や加入者の清算状況のリアルタイムでの統合、承諾申請、また担保の預託や払戻し等があります。サービス強化により、アモータイジング・スワップとアクリーティング・スワップの両方が対象とされています。
カリプソの担保管理システムにより、JSCCでは分割保管口座に関するリアルタイムの上限検証の提供が可能となります。顧客の口座を参加銀行から分別保管することによって、JSCCでは、カウンターパーティ・リスクを軽減し、口座に対し一層の安全性を提供いたします。JSCCは、世界で初めてこのサービスを提供するクリアリング・ハウスの1つです。
JSCC の平野剛企画部長兼OTCデリバティブ清算部長は、「当クライアント・クリアリング業務の開始は、JSCCにおけるOTCデリバティブ清算のサービス内容拡大において不可欠のステップです。カリプソの最先端の技術と柔軟なプラットフォームは、現行のディーラー同士の環境から、幅広い顧客サービスに対応できる環境へのスムーズな移行に大きく貢献しています。」と語っています。
カリプソ・テクノロジーの会長兼最高経営責任者(CEO)チャールズ・マーストンは、次のように述べています。「JSCCがOTCデリバティブの清算サービス拡大を継続する中、JSCCのような革新的な顧客と共に仕事ができることを大変うれしく思います。カプリソは、顧客が地域・世界の両方における要件を満たすことを可能にすることで、OTCデリバティブ清算の分野での成長を続けております。」
JSCCでは、2011年6月に参加企業向けのCDS清算サービスを開始させたのに続き、カリプソの清算ソリューションの使用を徐々に拡大してきました。2012年9月には、参加者向けのIRS清算サービスが追加されました。
日本証券クリアリング機構(JSCC)に関するより詳しい情報はhttp://www.jscc.co.jp/ をご覧ください。
カリプソ・テクノロジーについて
カリプソ・テクノロジーは、グローバルに資本市場プラットフォームを提供するトップ・プロバイダーとして、フロントからバックオフィスまで、様々な資産に対応する統合的なトレジャリーおよびデリバティブのソリューションを、あらゆる種類の金融機関に提供しています。 ソリューションには、トレーディング、リスク、プロセッシング、清算、担保、キャッシュ・マネジメント、流動性、アカウンティング、レポーティングなどが含まれます。カリプソのプラットフォームは資本市場ビジネスの世界標準として着実にその地位を固めつつあり、イノベーションと今後の成長のための理想的な土台となります。
カリプソは、銀行、中央銀行、政府系ファンド、資産運用会社、保険会社、ヘッジファンド、プライムブローカー、取引所、清算機関、プロセッシング・サービス会社、およびその他のサービスプロバイダーなど、60ヵ国以上に160社を超える顧客を有し、高水準のカスタマーサービス、リサーチ、開発およびイノベーションに尽力し、業界でも高く評価されています。カリプソは、世界20か所の事業所に650人以上の従業員を擁しています。「Calypso」は、米国、欧州連合、およびその他の地域におけるCalypso Technology, Incの登録商標です。http://www.calypso.com/
出所 カリプソ・テクノロジー