【ロンドン2022年11月22日PR Newswire=共同通信JBN】Omdiaの新しい調査は、オンラインビデオ広告は2027年には3310億ドル以上を生み出し、TikTokの1社だけでその収益の37%を占めることになるだろうと示した。
Omdiaのメディア・エンターテインメントプラクティスグループのシニアディレクターであるMaria Rua Aguete氏は「広告主は、TikTokの膨大なフォロワーにリーチするためにMetaやYouTubeを離れ、TikTokへ移行し始めている。」
「米国では、TikTokが他のソーシャルメディアプラットフォームを抜いて、最も人気のある動画視聴の場となっている。当社のソーシャルメディア視聴時間の追跡によると、2022年に消費者はTikTokに30分以上を費やしていた。先月の当社の調査では、TikTokはNetflixを追い越して米国で2番目に人気のあるアプリとなり、YouTubeはかろうじて35歳未満の視聴でのみトップを維持した」と述べた。
TikTokは非常に早くクリティカルマスに達し、広告主が求める若い年齢層の消費者市場で人気を博している。以前よりこの市場は、従来のリニアTVや他のソーシャルネットワークなどのチャンネルではリーチするのが困難だった。
Omdiaの調査によると、この分野はポジティブな軌道に向かっており、2027年までにグローバルメディアの総収入は1兆ドルを超えると予想される。
世界各地に続き、TikTokは中国でもeコマースと統合して大きな成功を収めている。このプラットフォームは地域のeコマースプレーヤーとのパートナーシップを構築することで、APACの他の地域でも再現を試みており、この動きは今後も続くと予想される。
調査を詳しく見ると、Netflixはオンラインビデオ広告市場の2%に相当する74億ドルの収益を2027年に上げるだろう。
一方、Metaは、昨年実施されたAppleのプライバシー規制から良い結果を得ていない。Metaでの広告は効果を失い、多くのブランドが広告予算を他に振り向ける原因となった。
Aguete氏は「TikTokのジャーニーは非常に興味深いものだった。同社のモデルがうまく機能していることは明らかだ。これは、広告主にとって無視できない巨大なオーディエンスリーチと可能性を提供するプラットフォームである」と結んだ。
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