【杭州(中国)2022年11月18日PR Newswire=共同通信JBN】2022年は、中国と日本の国交正常化の50周年となる。中国の浙江省と日本の静岡県の友好関係40周年を祝う活動の一環として、「Endless Green Mountains 3: The Tang Poetry Road(果てしない緑の山々3:唐詩之路)」と題する両国のアーティストによる作品の特別展がこのほど、浙江省展覧館(Zhejiang Exhibition Hall)で開幕した。同展は、中国と日本の歴史的、文化的な深い結びつきが、人文学分野での両国の交流の架け橋となったことを示す。唐詩の道は、同時に中日間の友好と文化交流に敬意を表する精神的メッセンジャーの役割も果たす。
展示されているのは、浙江省文化歴史研究院の研究フェロー、中国美術学院の教授、静岡大学と東京芸術大学のアーティストを含む日中の約70人が創作した200点以上の作品。作品は「A path all the way here(これまでの遠い道)」、「The upper reaches of the cold, distant mountain(寒くはるかな山の上流)」、「Far across the mountains and seas(山と海をはるかに越えて)」のテーマに分類され、オンラインと会場で同時に鑑賞することができる。作品は中国絵画や書道などの伝統的な形式だけでなく、油絵、ビデオ、ニューメディア、サウンド、インスタレーションなどの現代芸術のほとんどの形式を網羅し、伝統と現代を融合している。最も注目すべきは、特別展は浙江省東部の唐詩之路の遺産とデジタルインターネット技術を組み合わせて、浙江省と静岡県に特化して中国と日本の交流と相互理解を3Dで表現していることである。同展は、時代を超えて受け継がれてきた素晴らしい漢詩文化について説明し、浙江省が重要な役割を果たしている深い文化的系統を浮き彫りにしている。また、芸術の融合と相互理解を表現した作品「Zhejiang Bears Gifts(浙江熊の贈り物)」を通じて中国と日本の人々が示した調和と友好を反映している。一休宗純の本物の書も展示された。
展示会は11月15日から12月26日まで一般公開される。
ソース:China Academy of Art