【ロンドン2022年11月11日PR Newswire=共同通信JBN】Omdia初のゲーム周辺機器予測(Games Peripherals Forecast)(https://omdia.tech.informa.com/OM026463/Games-Peripherals-Market-Database )の調査結果によると、ゲーム周辺機器への消費者総支出は2021年に82億ドルに達した。2018年と2019年にそれぞれ63億ドルと64億ドルにとどまった後、消費者がホームエンターテイメントの選択肢を改善しようとしたため、周辺機器の収益はロックダウン中に爆発的に増加し、2020年だけで23%増加した。
この新型コロナウイルス感染症(COVID)関連の成長の裏返しとして、2022年にはロックダウンによる新しいゲームパターンの修正と、以前よりも大きなマクロ経済の圧力にさらされた消費者による全般的な消費抑制という2つの要因が作用し、売上高は前年比で13%減少しそうだ。しかし周辺機器は新たな高度成長軌道を維持しており、2027年時点の売上高は85億ドルに達すると予測されている。ゲームパッドは周辺機器への支出に最も貢献しており、2022年には全体の45%を占める。
Omdiaのゲームチーム(https://omdia.tech.informa.com/authors/dom-tait )調査ディレクターDom Tait氏は「ゲーム周辺機器への支出は、2020年のゲームコンテンツ支出の大幅な増加にほぼ連動して増加した。ゲーマーはハイエンドなアクセサリーを使用してコンソールやPCゲームのプレーを最適化しようとし、新しい消費者はゲーム習慣を身につけ、対応可能市場が増加したためである。コンソール用ゲームパッドが好調だったことに加え、Turtle Beach、Razer、Logitechなどのアクセサリーメーカーも大きな利益を得た」とコメントした。
さらに同氏は「これとは対照的に、2022年には周辺機器の収益が生活費の圧迫の影響を過度に受けている。ゲームコンテンツへの支出が4%減少すると予想されることに比べて周辺機器は13%減少すると予想され、消費者はゲーム自体を買い逃すより新しい周辺機器の購入を遅らせた方が良いと考えている。それにもかかわらず、ロックダウン時の支出により、周辺機器市場はパンデミック前よりもより積極的な姿勢になった。また、最近発表されたPlaystationのワイヤレスコントローラーDualSense Edgeの199ドルという価格は、メーカーが市場の最上位を維持しているという自信を示している」と述べた。
Games Peripherals Market Database(ゲーム周辺機器市場データベース)は米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国、中国、日本、韓国を対象にしている。地域ごとにゲームパッド、ヘッドセット、キーボード、マウス、およびゲーミングチェアやステアリングホイールなどの他のタイプの周辺機器を分割し、2018年から2027年までを包括的に網羅している。
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