【ロンドン、トロント2022年10月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*2度目の3nmデザインウィン達成で技術的リーダーシップを拡大
*同四半期の好調な取引とデザインウィンは、IPとカスタムシリコンを組み合わせた当社のハイブリッドビジネスモデルの反映
*2022年9月1日から、OpenFiveを初めてグループに統合
*厳しいマクロ環境にもかかわらず、経営陣は事業の見通しに自信を持っており、単体(注 1)の中期および長期ガイダンスを再表明
世界の技術インフラを支える高速接続のグローバルリーダーAlphawave IP Group plc(LN: AWE)(「Alphawave」、「当社」)は、2022年9月30日までの3カ月間の取引および事業の最新情報を発表した。
単位:百万米ドル |
Q3 2022 |
Q3 2021 |
Change |
ライセンスとNRE |
57.8 |
21.5 |
169 % |
ロイヤリティーとシリコン注文 |
22.2 |
1.8 |
nm |
新規受注額(VeriSiliconおよびWiseWaveの複数年サブスクリプション・ライセンスを除く) |
80.0 |
23.3 |
245 % |
追加のデザインウィン活動 - FSA取り崩しと中国再販ライセンス(注2) |
8.5 |
3.9 |
118 % |
WiseWaveの複数年サブスクリプション・ライセンス |
- |
- |
nm |
最終顧客数(期末現在)(注3) |
46 |
21 |
nm |
四捨五入の関係上、表中の数字は合計と一致しない場合がある。また、変動率は絶対数を正確に反映していない場合がある。
Alphawave IPのTony Pialis社長兼最高経営責任者(CEO)は「第3四半期は、特に北米でデザインウィンの好調さが続いた。それとともに、当社は2度目の3nmデザインウィン達成で技術的リーダーシップを拡大、カスタムシリコンを通じて差別化された当社のIPをさらに収益化できる、ハイブリッドビジネスモデルの規模拡大メリットも既に確認されている。高速接続製品のポートフォリオが強化され、顧客基盤もますます拡大しており、当社事業の長期的・潜在的な成長力に自信を持っている」と語った。
Alphawave IPのJohn Lofton Holt取締役会長は「当四半期の受注額の水準は、当社の技術力とチームの高い業務遂行能力を反映している。最先端技術でリーダーシップを発揮し続けていることと優秀なチームが、当社の事業の長期的・潜在的な成長力を支えている。当社は、計画を実現し、当社の株主に長期的価値をもたらすために頑張っている」と語った。
OpenFiveを含めた受注額の報告への変更
同社は2022年9月1日から、買収したOpenFiveの事業を統合した。事業統合により、同社はデジタルインフラ市場の顧客に、より幅広いIPポートフォリオと高速接続のエンジニアリング専門知識を提供している。これは、顧客基盤の拡大、ハイブリッドビジネスモデルの規模拡大と相まって、同社の持続可能な長期的収益の成長を促し、当社の株主に価値をもたらしてくれる。
以下の表は、各タイプの受注が新しい受注分類にどのように振り分けられたかをまとめたものである。
Alphawave |
OpenFive |
New Alphawave |
||||||
Type |
Includes |
Type |
Includes |
Type |
Notes |
Includes |
||
ライセンスおよびその関連 |
IPライセンシング、NRE、およびサポート |
IPライセンス
|
IPライセンシング、NRE、およびサポート- IPロイヤリティー |
ライセンスとNRE |
IPライセンシング、NRE、および
量に依存しない |
IPライセンシング、NRE、および
その他カスタムシリコンsilicon(量に依存しない) |
||
カスタムシリコン |
IPライセンシング、NRE、およびサポート カスタムシリコンNRE その他カスタムシリコン |
|||||||
潜在的な将来のロイヤリティー |
- IPロイヤリティー |
カスタムシリコン |
カスタムシリコンの収益(完成品)
|
ロイヤリティーとシリコン注文 |
量に依存 |
IPロイヤリティーカスタムシリコン 収益(完成品) |
主なハイライト
2022年第3四半期のライセンスおよび臨時エンジニアリング(NRE)の受注額は、前年同期比169%増だった。将来の潜在的ロイヤリティ(注4)とシリコン受注の推計を含めると、WiseWaveの複数年サブスクリプション・ライセンスを除く新規受注額は、前年同期比245%増だった。第3四半期の受注のけん引役は、北米と中国の顧客だった(注 5)。
OpenFive買収完了後の1カ月で、Alphawave IPとOpenFiveで獲得したカスタムシリコン機能の両方を活用し、有力なストレージ・デザインウィンを獲得した。
創業以来の累積受注額(注 6)は、4億8000万米ドルを超えた。
技術的リーダーシップの拡大と顧客の強力な支持
2017年以来、当社は7nm、6nm、5nm、4nm技術における接続技術でリーダーシップを発揮してきた。2022年第3四半期、Alphawave IPは3nm技術で2度目のデザインウィンを達成、リーダーシップを拡大した。同社は、3nmにおけるさらなるデザインウィンを想定し、3nmおよびそれ以降でもファウンドリパートナーと協力している。
新規受注(複数年サブスクリプション・ライセンスを除く)の前年同期比増と顧客基盤の拡大に加え、第3四半期における顧客活動の力強さを示す2つのデータがある。フレキシブル・スペンディング・アカウント(注 7)(FSA)の300万米ドル取り崩しと、中国(VeriSilicon)との550万米ドルの再販契約(注 8)である。FSAと再販契約はいずれも、顧客コミットメントがデザインウィンになったことの表れである。
当四半期のデザインウィン活動は好調で、新規顧客から5件、リピート顧客から2件の計7 件のデザインウィンを達成した。当四半期は、ハイブリッド・ビジネスモデルの優位性を活かし、9月に新たに4件のカスタムシリコンの受注を獲得した。当社のハイブリッド・モデルは、カスタムシリコン製品の価値をフル活用することで、企業がより大きな収益源を生み出せるようにしている。
Alphawaveは、半導体デバイス企業の上位10社のうち6社を顧客としており(注 9)、これは、世界最先端の接続技術を必要とするデータインフラ市場において強みを発揮し続けている証である。
見通し
現在の見通しでは、同社は、本年度最終四半期も引き続き顧客からの支持が得られると見込んでいる。
Alphawave IPは、2022年9月21日に2022年上半期中間決算(注 10)で発表した単体の中期および長期見通しを再表明した。不透明なマクロ経済環境にもかかわらず、同社のパイプラインは、データインフラ市場における長期的なプラス成長トレンドと、次世代接続ソリューションへの継続的投資を反映し拡大している。これが、同社の有能なチーム、しっかりとしたバランスシートと相まって、同社の将来に自信を与えている。
Banias Labs買収や北米の大手ハイパースケーラーとの複数年契約(注 11)を含む2023年の見通しと長期財務モデルの試算の詳細は、2023年1月13日の同社キャピタル・マーケット・デーで発表の予定。
▽Alphawave IP Group plc(LN: AWE)について
データの急増に伴い、Alphawave IPの技術は、データのより高速、より確実な、そしてより低電力でより高性能な転送を実現するという重要ニーズに応えている。Alphawave IPは、世界の技術インフラに対応した高速接続のグローバルリーダーである。同社のIPおよびカスタムシリコン・ソリューションは、データセンター、コンピューティング、ネットワーキング、AI、5G、自律走行車、ストレージなど世界中のティアワン顧客のニーズに対応している。半導体IPのライセンシングで実績のある専門技術チームにより、2017年にカナダのトロントで設立された当社の使命は、最も解決困難な接続性の課題に焦点を当てることである。Alphawave IPの詳細については、awaveip.com(awaveip.com )を参照。
関連当事者の開示
本プレスリリースで新たに開示された関連当事者はいない。
商標
全ての登録商標およびその他の商標は、各所有者に帰属する。
(注1)単体の見通しには、Banias Labs買収と2022年10月13日に発表した北米の大手ハイパースケーラーとの複数年契約は含まれていない。
(注2)フレキシブル・スペンディング・アカウント(FSA)の取り崩しと中国での再販契約はいずれも、既に発表済みの、前四半期までに計上されていた受注に含まれている契約上のコミットメントを、時間の経過とともに収益と見なせる新たな製品デザインウィンに変えたものである。
(注3)Alphawaveの既存顧客ではなく、2022年9月1日以降に契約を結んだOpenFiveの顧客を含む。
(注4)同社の受注額には、場合により、将来見込まれるロイヤリティーの推計も含まれている。同社のロイヤリティーは、契約で決められたロイヤリティーの前払い、又は限られたケースでは、顧客から提示された増感数量予測に基づき、推計されている。
(注5)これら中国顧客は、WiseWaveやVeriSiliconとの契約の対象外である。
(注6)2017年の創業以来。
(注7)フレキシブル・スペンディング・アカウント(FSA)とは、定期的支払いを約束した顧客との契約を意味する。こうした支払いは、特定のライセンスに関するものではないが、将来の成果物に対するクレジットとして使用できる。FSAの取り崩しは、当四半期中に締結されたデザインウィンの取引契約額を表しており、これに対してFSA支払いが計上され、時間の経過とともに収益に変えられる。
(注8)2021年2月、Alphawave IPは最低額5400万米ドルでVeriSiliconと3年間の独占サブスクリプション再販売契約を締結した。再販売契約は、その後、VeriSiliconが中国の第三者にIPをライセンシングすることを意味し、5400万米ドルの最低コミットメントの一部であるため、同社の追加受注にはならない。
(注9)時価総額でランク付けされた半導体デバイス企業。
(注10)OpenFiveの財務的貢献を含め、同社の2023年の売上高は3億2500万米ドルから3億6000万米ドルに達する見込み。長期的には、2024年に5億米ドル超、2027年には10億米ドル超の年間収益ランレートを達成する見込みである。短期利益率は、OpenFiveの統合・拡大に伴い影響を受けるものの、2023年の調整後の利払い前・税引き前・減価償却前(EBITDA)利益率は32%-36%、その後、事業の集中と統合、期待されるシナジー効果の実現に伴い、着実に上昇すると予想している。OpenFiveを除いた単体の売上は、上場時に提示したガイダンスに沿った水準、すなわち2023年までに2億1100万ドルから2億4000万ドル、調整後のEBITDA利益率は50%から60%と予想している。
(注11) 2022年10月13日に発表。
▽問い合わせ先 : Alphawave IP Group plc, John Lofton Holt, Executive Chairman, Jose Cano, Head of IR, ir@awaveip.com, +44 (0) 20 7717 5877; Brunswick Group, Simone Selzer, Sarah West, alphawave@brunswickgroup.com, +44 (0) 20 7404 5959; Gravitate PR, Lisette Paras, Wynton Yu, alphawave@gravitatepr.com, +1 415 420 8420