【シンガポール2022年7月27日PR Newswire=共同通信JBN】Hi Sun Fintech Global(HSG)とファーウェイ(Huawei、華為技術)は、「Shaping Smarter、Greener Finance(よりスマートで環境に優しい金融の形成)」をテーマにしたファーウェイインテリジェント金融サミット2022(Huawei Intelligent Finance Summit 2022)でレガシープラットフォーム移行ソリューションを正式に発表した。
Huawei Cloudに基づくこのソリューションは、HSGのテクノロジーとツールを採用して、独立し革新的で、かつインテリジェントで経済的なレガシープラットフォーム移行サービスを提供し、顧客がクローズドメインフレーム環境からオープンクラウドコンピューティングプラットフォームに移行するのを支援する。さらに、顧客は事業資産を完全に継承し、アプリケーションのスケーラビリティーとインテグレーション能力を大幅に向上させ、アプリケーション要件への対応とサービスイノベーションアジリティーを素早く強化できる。
「Building a Trusted and Innovative Cloud for the Financial Industry(金融業界向けの信頼できる革新的なクラウドの構築)」をテーマにしたサブフォーラムで、HSGのSisi Yuゼネラルマネジャーは世界の金融ITが現在直面するペインポイントを踏まえて、メインフレーム分野における同社の30年以上の経験を共有した。同氏は、クラウドネイティブの分散型アーキテクチャーに関する最新の研究成果を明らかにし、顧客がマルチプラットフォームおよびマルチテクノロジーソリューションを構築して、より差別化された金融サービスをユーザーに提供するのを支援する方法についても紹介した。
最近、世界の金融業界のITアーキテクチャーは大きな変化を遂げており、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、ブロックチェーン、IoT、AIなどの新しいテクノロジーが急成長している。激しさを増す業界を超えた競争と、複雑な顧客の要求は、金融セクターに大きな課題と新しい機会の両方をもたらしている。メインフレームは、可用性とパフォーマンスが高いため、業界で支配的な地位を占めてきた。しかし、その地位は、高コスト、クローズドテクノロジー、柔軟性のないアーキテクチャー、クラウドネイティブの分散型テクノロジーの出現によって、弱体化している。金融機関は、独立性を実現し、セキュリティーリスクを軽減し、コストを削減するために、レガシープラットフォームの移行に向けたソリューションを模索している。
HSGとファーウェイが共同でリリースしたレガシープラットフォーム移行ソリューションは、オープンプラットフォーム、オープンソーステクノロジー、独立した研究機関を活用して、アプリケーション開発を簡素化する。これにより、顧客はアプリケーション開発の効率、線形システムのスケーラビリティー、包括的なディザスターリカバリー機能を向上させ、独立したIT開発を実現できる。
APACエンタープライズ・ビジネスグループのNicholas Maプレジデントは、「ファーウェイは、健全で持続可能なエコシステムによって、よりスマートで環境に優しい金融を構築することで、顧客と共有する成功を収めることができる」と語った。現在、HSGとファーウェイは包括的なパートナーシップを確立している。将来的には、両社はよりスマートで環境に優しい金融に向けたデジタルトランスフォーメーションを加速することで、業界により大きな価値をもたらすために協力していく。