The Or FoundationとSHEINが複数年にわたる拡大生産者責任基金で世界的な変化の土台を構築

SHEIN

2022-06-08 20:20 1757

【アクラ（ガーナ）2022年6月8日PR Newswire＝共同通信JBN】環境正義、教育、ファッション開発が交差するところで活動している、米国とガーナを拠点とする非営利団体であるThe Or Foundationと、ファッション・美容・ライフスタイル製品のオンラインリテーラーのSHEINは8日、SHEINのExtended Producer Responsibility (EPR) Fund（拡大生産者責任基金）を立ち上げる画期的な複数年契約を発表した。この基金は、世界の中古衣料品取引に参入し、中古衣料品取引を廃棄物として残すことが多い衣料品に焦点を当てた、生態学的および社会的持続可能性戦略の設計と実施の促進をサポートする。

SHEINとThe Or Foundationとの合意はこの種のものとしては初めてのものであり、繊維廃棄物の影響を強く受けている地域社会での廃棄物管理の取り組みを支援するという同ブランドからの毎年のコミットメントを確立する。今回の合意は、SHEINが新たに発表したEPRファンドの一環であり、同社は今後5年間に5000万ドルを拠出する。資金は、グローバルな繊維廃棄物管理に取り組み、循環型経済の発展並びにその他のEPR義務を促進するというSHEINのコミットメントに沿ったグローバルな目的に振り向けられる。

The Or FoundationのLiz Ricketts共同創設者兼エグゼクティブディレクターは「われわれは、廃棄物を管理しているコミュニティーに起因する請求書の支払いをブランドに求めてきた。これは、説明責任に向けた重要な一歩である。われわれが本当に革命的だとみているのは、SHEINの衣料品がここカンタマントで終わるかもしれないというSHEINの認識である。これは、他の主要なファッションブランドが未だに表明する用意がない単純な事実である」と述べた。

SHEINのAdam Whinstonグローバル責任者（ESG担当）は「SHEINは野心的なインパクトアジェンダを設定した。われわれは、SHEINの先駆的な基金の最初の受領者であるThe Or Foundationと提携して次のステップに進むことを非常に喜んでいる。中古衣料品廃棄物への対処は、見過ごされがちなファッションエコシステムの重要部分である。われわれはこの分野で変化を起こす機会を有しており、この種の最初の取り組みでThe Or Foundationと協力することを楽しみにしている」と語った。

基金全体から3年間に年間500万ドルを受け取る最初の助成金受領者として、The Or Foundationはそのリソースを活用して圧縮梱包した中古衣料品を頭に載せて運ぶ若い女性向けのMabilgu（姉妹）Apprenticeship Programを拡大し、繊維廃棄物を新製品に変えるコミュニティービジネスを育成し、ガーナの繊維メーカーとの「繊維から繊維」イニシアチブを試験的に実施し、コミュニティベースのビジョンを通じてカンタマント市場を整え、世界最大の中古衣料品市場が安全かつ威厳のある職場であることを保証する。The Or Foundationはまた、最初の助成金の一部をガーナの関連組織に再分配する。SHEINはThe Or Foundationと協力して、今年および今後数年間にファッションの廃棄物問題の影響を受ける他の国々における追加的助成金受領者を特定する。

The Or FoundationのDaniel Mawuli Quist理事は「これは、The Or Foundationにとって力を与える貢献であり、世界中の他の組織にとってもそうなることを願っている。カンタマントや同様のコミュニティーが循環性への動きにもたらす価値を見失わないようにする必要がある。他のブランドがこれに続き、真の違いを生み出す人々に焦点を当てることを望んでいる」と述べている。

SHEINとThe Or Foundationはいずれも、衣料品の循環を維持し、廃棄物を削減し、繊維廃棄物の影響を受けた地域をクリーンアップして再生するための地上での作業を支援することにコミットしている。SHEINは今年に入り、製品の再利用とリサイクルに取り組むためのグローバルなパートナーシップとイニシアチブへの調印を発表した。

これにとどまらずThe Or Foundationは、消費者としての役割を超えてファッションとの関係を形成するように地球市民を鼓舞する、生態学的および経済的繁栄のビジョンに引き続き専念している。The Or Foundationはこれまで、個々の市民や中小企業経営者の善意によって推進されてきた。彼らのほとんどは、ファッションの廃棄物危機自体に直接貢献していない。このEPR基金はターニングポイントを印すものである。

▽The Or Foundationについて

The Or Foundation（The Or Foundation ）は2011年以来、米国・ガーナ間の環境正義、教育、ファッション開発が交差するところで活動している、米国とガーナを拠点とする非営利団体である。The Or Foundationは、世界最大の中古衣料品市場の拠点であるガーナのアクラで明らかになった中古衣料品取引をめぐる広範な調査と行動を通じてファッションの廃棄物危機に世界的な自覚をもたらしてきた。The Or Foundationに関する詳細な情報はwww.theor.org を参照。

▽SHEINについて

SHEINはすべての人がファッションの美しさを利用できるようにすることにコミットするグローバルなファッションとライフスタイルのeリテーラーである。オンデマンドの製造技術を使用して、サプライヤーをアジャイルサプライチェーンにコネクトし、在庫の無駄を減らし、世界中の顧客にさまざまな手頃な価格の製品を提供できるようにしている。同社は2022年4月、リサイクルポリエステルや森林に優しいビスコースなどの好ましい素材で作られた目的主導型コレクションであるevoluSHEINを発表した。われわれはグローバルオフィスから、150カ国以上の顧客に接触している。SHEINに関する詳細な情報はwww.SHEIN.com を参照。