【重慶（中国）2022年4月25日PR Newswire＝共同通信JBN】大足石刻研究院（Academy of Dazu Rock）によると、構想と制作に約2年を費やした大足石刻のマイクロビデオがまもなく全世界に公開される。
大足石刻の宝頂山。撮影/Luo Guojia
大足石刻を世界的に有名な文化の中心地に発展させ、大足石刻の国際的な影響力を高めるために、大足石刻研究院はChongqing International Communication Center、Chongqing Broadcasting Groupと共に、マスメディアのチャネルを十分に考慮に入れ、ビデオを中国語と英語の両言語で公開する。
重慶で唯一の世界文化遺産であり、重慶の重要な文化的シンボルの1つである大足石刻は、人類の石窟芸術史の最後期の傑作として高く評価されている。それらは壮大なスケール、極めて美しい彫刻、多様なテーマ、豊かな含意、そして適切に保存された文化的遺物で有名である。
大足石刻研究院のLi Fangyinディレクターは「大足石刻研究院は、大足石刻の保護、管理、研究および合理的な利用に責任を負っている」と述べ、研究院が大足石刻の芸術的魅力と人間的精神を世界に宣伝し、披露することに注力していることを紹介した。研究院は、世界的に有名な研究機関になるための前進を加速している。
ビデオシリーズは「If the Dazu Rock Carvings Were a Stage Play（もしも大足石刻が舞台劇だったら）」で始まり、新しい視点による大足石刻の総合的な解釈を提示する。ビデオ「Sharing Dazu Rock Carvings with the World（大足石刻を世界と共有する）」では、大足石刻の研究に配慮し、支援してきた人々の願いと物語を共有するために、書籍「Complete Works of the Dazu Rock Carvings（大足石刻全集）」の編集者が集結している。
マイクロビデオの制作者の1人は、「マイクロビデオの撮影準備には1年以上を要した。われわれは、専門家、観光客、ビデオ制作者、さらには旅人の視点から古来の大足石刻を観察し、これらの彫像を撮影映像と言葉で視聴者に紹介しようと努めた」と語った。ビデオの中で、Complete Works of the Dazu Rock Carvingsの編集に携わった学者や専門家は「大足石刻は風化が進んでいる。それらが持っている情報は時間の経過とともに消えようとしている。それは悩ましいことだ。われわれ考古学者には、大足石刻の保護と推進に責任がある。大足石刻を世界と共有し、より多くの人に知ってもらいたい」と述べた。
https://www.youtube.com/watch?v=3gn-v1W-R_8
