【保定(中国)2022年4月18日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)は3月29日、2021年年次報告書を正式に発表した。同報告書では、研究開発への最近の投資が90億7000万元に達し、同社の研究開発投資の大きな節目になったことを強調している。
2020年に比べ、GWMの研究開発への投資は前年比で76.05%増加しており、営業収益の6.65%を占めている。
GWM HAVALのLv Wenbin技術担当ゼネラルマネジャーによると、グローバル市場での競争に直面するGWMは、常に「必要以上の投資と正確な研究開発」という考え方にこだわり、世界のユーザーのさまざまに個別化されたニーズに応えてきた。
GWMは過去数年にわたって新エネルギーとインテリジェント分野の両方に緻密な投資を継続的に実行し、さまざまな先端テクノロジーを市場で発表し続けている。
新エネルギーの分野では、GWMはL.E.M.O.N. DHTを正式に発表した。このテクノロジーは高度に統合された高効率のハイブリッドシステムであり、HEVとPHEVの両方の動力アーキテクチャーに対応し、搭載できる。中でも、HEV動力アーキテクチャーを搭載したモデルの場合、そのパワートレーンの総合効率を50%以上向上させることが可能である。実走テストでは、これらのモデルは他の燃料動力車に比べて35%から50%の省燃費を達成した。
例えば、L.E.M.O.N. DHTを使用しているHAVAL JOLION HEVの燃料消費は、「標準」「スポーツ」「ECO」といった異なる走行モードにおいて燃料効率が最高になるよう自動調節できる。この機能は、都市部の道路、高速道路、その他の走行条件などのさまざまなシナリオでユーザーのニーズを満たす。
GWMは昨年、インテリジェンス分野ではCoffee Intelligence 2.0を発表し、新しい電子・電気アーキテクチャーとインテリジェント・ドライブ・バイ・ワイヤーのシャシーを大々的に発表した。これらの技術的な向上を踏まえ、Coffee Intelligence 2.0の開発ではインテリジェントな運転テクノロジーの向上にも注力し、インテリジェンス支援型ドライビングナビゲーションシステムのNOH(Navigation On HIPilot)を開発した。
システムが起動すると、車両は運転の流れの中で車線変更、追い越し、その他の行動についてドライバーを自動的にアシストする。また、ユーザー志向のシステム設計も反映しており、ドライバーが疲れていないか、集中できない状態かなどの状況検知が可能である。
科学とテクノロジーを使用することで、より多くのユーザーは、より快適な運転体験を楽しむことができる。GWMの開催による第8回テクノロジーフェスティバルで、同社は研究開発担当スタッフをグローバルで3万人まで増員を続け、今後5年の投資総額は1000億元に達するだろうと発表した。
研究開発の分野に加え、GWMは全世界を結ぶ低炭素の自動車産業チェーンも積極的に構築している。同社は、よりインテリジェント、より安全、より環境に優しい運転体験を世界のユーザーにもたらすため、同社初となる炭素ゼロの工場を2023年までに建築することを打ち出した。