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ファーウェイがThree Gorges Groupによる中国中部で最大のグリーンデータセンタークラスター建設を支援

Huawei
2022-04-11 12:11 1215

【宜昌(中国)2022年4月11日PR Newswire=共同通信JBN】Three Gorges Groupは2022年3月29日、湖北省宜昌にあるDongyuemiao(東岳廟)データセンタープロジェクトの第1フェーズを完了した。ファーウェイ・デジタルパワー(Huawei Digital Power)は、このプロジェクトに全体的なデータセンターインフラストラクチャーソリューションを提供している。同データセンターは、世界最大級の水力発電所である三峡ダムの右岸にある。同プロジェクトの3つのフェーズがすべて完了すると、データセンターには10万平方メートル超の2万6400台のラックが収容され、中国中部で最大のグリーンデータセンタークラスターとなる。

プロジェクトの第1フェーズの費用は8億4500万元で、データセンターの機器室建屋、通信司令建屋、35 kVの変電所を含め、設置面積4万平方メートルの4400台のラックを建設した。この第1フェーズの全電力消費量は、年間2億kWhを超え、三峡ダムで生成されたクリーンな水力を使用して供給される。同プロジェクトは、エネルギー消費を大幅に削減し、エネルギー効率を高めるために、川からの水によって自然に冷却される。


Dongyuemiaoデータセンターは、中国のクラスA機器室の基準に従って構築されている。業界をリードするテクノロジーと独自の安全かつ制御可能な製品を活用して、中国初の大規模かつ環境に配慮したゼロカーボンデータセンターとなる。ファーウェイ(Huawei、華為技術)は、データセンターシステムアーキテクチャーの設計、主要機器の供給、統合プロジェクトの提供・管理など、全体的なL0+L1ソリューションを提供している。

ファーウェイ・デジタルパワーが提供するフルスタックソリューションの主要機器には、160のモジュラー機器室、38のPowerPOD、320のSmartLiデバイス、160の高温ファンウオール、1つのiCooling@AI(スマート冷却システム)、および1つのAIロボット(インテリジェント検査用)などがある。これらの機器は、Three Gorges Groupによる、簡素化されたインテリジェントで安全かつ環境に優しいデータセンター構築をサポートする。

中国全体は、最近発表されたカーボンピーク・カーボンニュートラル目標に向けて積極的に取り組んでいる。このプロセスの主要部分は、データセンターの炭素排出量を削減することである。ファーウェイ・デジタルパワーは、Three Gorges GroupがDongyuemiaoデータセンターをグリーンかつゼロカーボンのデータセンターに構築することを助ける努力を惜しまなかった。ファーウェイは目標達成のため、最先端のiCooling@AIソリューションを適用して、年間電力使用効率(PUE)を1.25以内に制御する。同時に、PowerPOD+SmartLi電源ソリューションは、データセンターの長期的な信頼性の高い運用を保証し、電源と配電のフットプリントを40%削減するため、さらに500台のラックを収容することができる。ソリューション全体が事前に構築されているため、顧客はさまざまなフェーズを迅速に展開することができる。これは、TTM(市場化への時間)が従来のデータセンター構築手法と比べ50%短いことを意味する。

Dongyuemiaoデータセンターは、Three Gorges Groupにとって重要なデジタルトランスフォーメーションプロジェクトであり、グリーンなデジタル開発を優先する第14次5カ年計画の一環である。このデータセンタープロジェクトは、中国がコンピューティングリソースを中国東部から中国西部にシームレスに転送することに役立つ。このプロジェクトは、湖北省の三峡ダムに近い中心部に位置し、高レベルのセキュリティーとともにクリーンエネルギーの信頼できる供給を行っている。これは、長江に沿って経済を拡大し、中国全体の国家デジタル化をさらに支援するためのもう1つのステップである。

ソース: Huawei