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Artmarket.com: Damien Hirst、村上隆、Vhilsなど、著名なアーティストがNFT市場に続々と参入

Artmarket.com
2022-03-04 20:13 1367

パリ, 2022年3月4日 /PRNewswire/ -- 1年ほど前から、NFTは主要なオークションハウスに旋風を巻き起こしました。クリスティーズを筆頭にサザビーズとフィリップスがそれに続くことで、この現象が大いに後押しされています。多数のアートギャラリーがすぐに反応を示し、Pace Galleryなどは独自のプラットフォームの開発にまで乗り出しています。しかし、それらのうちの多くが本格的な参入に対しては二の足を踏んでいます。いっぽうで、アーティストたちは大規模なデジタルプロジェクトにすでに取り組んでいて、自らのデジタル体験をさらに深化させようと励んでいます。

 

Vhils、Delphic (2012年)。引き裂かれたポスター、引き裂き、エポキシ樹脂を使用。2019年5月5日、39,300ドルで落札 ©Artcurial
Vhils、Delphic (2012年)。引き裂かれたポスター、引き裂き、エポキシ樹脂を使用。2019年5月5日、39,300ドルで落札 ©Artcurial

 

Vhils、Delphic (2012年)。引き裂かれたポスター、引き裂き、エポキシ樹脂を使用。2019年5月5日、39,300ドルで落札 ©Artcurial

Artmarket.comおよびそのArtprice部門のCEO兼創設者のthierry Ehrmannは次のように語りました。「アーティストたちにとって、ファッション、音楽、ビデオゲームなど、あらゆる形態のメディアに門戸を開き、急成長を遂げているNFTの新興市場は大きな魅力です。しかし、この世界は独自のコードで制御されています。成功するには本格的なデジタルプロジェクトを立ち上げることが必要ですし、同時にコレクターのためのコミュニティ構築、スマートコントラクトの実装、「ドロップ」のプロセス全体を把握することなどが求められています」。

これらの複雑な作業は通常、ギャラリーが管理するものですが、今のところ、アーティストたちは独自にまたはチームで対応してきました。その成功の度合いは実に様々です。

現代アートにおける著名人

大手ブランドとのコラボレーションを得意とする日本人アーティストの村上隆は、過去数カ月にわたり、Nikeが買収したばかりのRTFKTスタジオとの共同制作を行ってきました。「若い人たちからメタバースについて多くを学ばせてもらったと感じています」。2021年3月末に、村上はOpenSeaプラットフォームに108個の花を出品しましたが、数日後には削除しました。RTFKTとの新たなコラボレーションにより、作品だけでなくスマートコントラクトも再構築できた村上は、Murakami.Flowersの新しいドロップの制作に励んでいます。  

https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/

Urs Fischerも2021年春にNFTコレクションをリリースしました。ウォールストリートジャーナルの取材に対し、ギャラリーオーナーのLarry Gagosianは、NFTへの進出は、じっくりと時間をかけてその問題点を見定めてからにしたいと語りました。いっぽう、Damien HirstThe Currencyと題するNFTコレクションを販売しました。Andy Warhol(2021年5月、彼の財団はクリスティーズを通じてNFT化した5つのデジタル作品を販売)の足跡をたどるべく、Damien Hirstは、物理的な作品および交換可能な投資の境界線の狭間で10,000点の作品を制作し、NFTの非代替という側面に疑問を投げかけ次のように語りました。「アートは通貨になるし、通貨はアートになる」。 

https://opensea.io/collection/thecurrency

このゲームの先にすでにいるストリートアーティストたち… 

ギャラリーの援助を受けようと受けまいと、ストリートアーティストたちはNFTというジャングル地帯を前進するうえで幾らか有利な立場にいると言えます。彼らの多くは仮名であり、人目を避けて夜間に活動しています。作品のことがSNSを通じて世に知れ渡るのは夜が明けてからです。こうした手法には、NFTドロップに共通するものが多々あります。

ポルトガル出身のアーティストVhilsは、壁面の作品が有名ですが、– ノミや火薬を使用して制作を行う – デジタルコードにおいても、その才能をいかんなく発揮しています。Twitter、Discord、Instagramなどでも積極的に活動し、Nifty Gatewayプラットフォームでは、10の作品を所有しています。こうした活動により、彼のはかない作品は、デジタル空間で別の形としても存在し続けることができるのです。Vhilsの火薬を使用した制作現場やその「残骸」のビデオを購入することが可能になりました。 

また、芸術家魂の表れとして、VhilsはNFT関連のオプションである「焼却」を使用し、ブロックチェーンのコントラクトからNFT作品を消去しました。「焼却することによって、私の以前のドロップによるNFT作品をお持ちの方は、新しくて希少な価値を持つ作品と交換することができます。このプロセスを通じて、私は作品を応援してくれている皆さんにどの作品が生き残り、どの作品が消えるのかを選ぶ権利を付与しているのです」。

https://niftygateway.com/collections/vhilsdestroydrawing

Danyszギャラリーに所属するFaileFutura 2000の2人のストリートアーティストも、Nifty Gatewayプラットフォームでトークンを作りました。Shepard FaireyD*FaceMr Doodle、またKenny Scharfらも同様です。 

イノベーター

Daniel Arshamは、SixN.Fiveスタジオとのコラボレーションを通じて、自らの空間をメタバースへと拡大する可能性をいち早く見いだしていました。2021年5月には、Eroding and Reforming Bust of Rome (One Year)と題したオープンエディションを共同で販売しています。NFT化された671の作品が1,500ドルの紹介価格で作成されましたが、それらの現在の最低価格は4,900ドルです。Perrotinギャラリーを代表するDaniel Arshamは、Eroding and Reforming Venus of Arles (72.6 Years)というユニークなタイトルの作品からEroding and Reforming 356という200部版の作品に至るまで、希少価値のあるなしに関わらず、6つのNFT化された作品シリーズをすでにプロデュースしてきました。

https://niftygateway.com/profile/danielarsham/collections

NFT市場のコードを最大限に活用した現代アーティストたちの提言の中で、最も際立っているのがRocket Factoryです。Thaddaeus Ropacギャラリーに代表されるアーティストのTom Sachsは、3つのパーツ(ノーズコーン、本体、テール部分)で構成される1,000種類のロケットを考案しました。パーツを別々に購入して組み替えることでロケットを完成させます。3つのパーツは消去されると新しいものと置き換えられて、Tom Sachsにより「実物」のコピーが打ち上げられます。これが「テイクオフ」です。「完成したロケットのNFT作品は物理的に複製され、打ち上げの様子を記録したドキュメントビデオが制作されます。こうして三位一体となるのです」。

https://tomsachsrocketfactory.com/how-it-works

電子ウォレットでのコレクションを取り巻くセキュリティ問題、プラットフォーム(OpenSeaをはじめとする)でのNFTの起源の問題などがあるにも関わらず、NFT技術によって、これまでは取引ができなかった自分のすべての作品に命を吹き込み、メタバースで新たな創造性を発揮する膨大なチャンスを模索する現代アーティストたちが増え続けているのです。

Image: https://imgpublic.artprice.com/img/wp/sites/11/2022/03/image1-Vhils-Delphic.jpg

Copyright 1987-2022 thierry Ehrmann www.artprice.com - www.artmarket.com

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Artprice by Artmarketは、美術品市場に関する情報を提供する世界的なリーダーであり、世界標準のマーケットプレイスを通じて、世界有数の美術品NFTプラットフォームになることを目指しています。

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Artmarket.comによるArtpriceの2020年と2021年の現代アート市場レポート:https://www.artprice.com/artprice-reports/the-contemporary-art-market-report-2021

Artprice by Artmarket による 2020 年度グローバルアート市場報告 (2021 年度3月発表): https://www.artprice.com/artprice-reports/the-art-market-in-2020

Artmarket と Artprice によるプレスリリースのインデックス:
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ソース: Artmarket.com