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ファーウェイが機動的で信頼性が高く、インテリジェントなWANの構築を支援する「NetEngine 8000 F8」を発表

Huawei
2022-03-02 16:16 1078

【バルセロナ(スペイン)2022年3月2日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ(Huawei、華為技術)のSteven Zhaoデータ通信製品ライン担当バイスプレジデントは1日、MWC2022のIPクラブカーニバルで、インテリジェント・ユニバーサルサービス・ルーター「NetEngine 8000 F8」を発表した。同製品は、信頼性の高いアーキテクチャ、超高密度、10GE FlexEスライシングを特徴とし、金融、エネルギー、輸送、ISPなどの分野の顧客が、機動的で信頼性が高く、インテリジェントなWANを構築してデジタル・トランスフォーメーションを加速させるのに役立つ。

インテリジェント・ユニバーサルサービス・ルーター「NetEngine 8000 F8」を発表するファーウェイのSteven Zhaoデータ通信製品ライン担当バイスプレジデント
インテリジェント・ユニバーサルサービス・ルーター「NetEngine 8000 F8」を発表するファーウェイのSteven Zhaoデータ通信製品ライン担当バイスプレジデント

信頼性の高いアーキテクチャ

NetEngine 8000 F8は、転送・制御分離、独立スイッチング、さらに制御盤、スイッチング盤、電源、ファン向けの冗長化設計を採用、キャリアクラスの信頼性を実現している。また、スイッチング・ルーティング・ユニット(SRU)のウォーム・バックアップと整流回路という2つの特許取得済み省エネ技術により消費電力を30%削減した、カーボンニュートラルのパイオニア的製品である。

超高密度

NetEngine 8000 F8は2Tbpsの転送能力があり、将来的には6.4Tbpsに進化させることが可能である。最大32のPICと24*100GE/240*10GE/320*GEポートをサポートする。競合製品の2倍のポート密度で、コスト効率が非常に高い。

10GE FlexEスライシング

NetEngine 8000 F8は、Mbpsレベルの精度と10Kレベルのネットワークスライスをサポートする、最新の10GE FlexEサブカードを提供する。ファーウェイのNetEngine 8000シリーズ・ルーターは10GE/50GE/100GE FlexEをサポートしており、エネルギーや輸送ネットワークなど、サービスに高い信頼性が求められる生産ネットワークに、より優れた差別化体験保証を提供できる。

NetEngine 8000シリーズのインテリジェントルーターをベースにしたハードウエアとソフトウエアの継続的イノベーションにより、ファーウェイのCloudWAN 3.0ソリューションは、ワンクリック・プロビジョニング、ワンネットワーク・フォー・オール、統合運用・保守(O&M)という3つの主要機能を提供している。これらの機能は、金融、エネルギー、運輸、ISPなどの分野の顧客が、体験重視型のWANを構築するのに役立つ。

ワンクリック・プロビジョニング

業界をリードするSRv6ベースのインテリジェント・パス計算は、サービスの遅延や帯域幅、その他の要件に基づいてパスを自動的に生成し、生産業務向けに分レベルの展開と決定済みの遅延を保証する。従来のネットワークを、手紙が配送経路のどこにあるのかも、いつ届くのかも分からない昔ながらの郵便システムに例えるなら、SRv6は現代の航空託送システムのようなものである。乗客の荷物は最短時間で目的地に届き、経由地も明確に表示される。ファーウェイは、SRv6の商用化で業界をリードしてきた。ファーウェイは現在、世界中の100以上の顧客のネットワークにSRv6を導入している。

ワンネットワーク・フォー・オール

FlexEネットワーク・スライシング技術は、決定済みのサービス帯域幅を実現するために使用されている。従来のネットワークは混雑した道路のようなもので、専用車両はいつ渋滞に遭遇してもおかしくない。ネットワーク・スライシング技術は、専用車両が渋滞の影響を受けずに済むよう、道路に専用レーンを作るようなものだ。このようにして、監視制御・データ取得システム(SCADA)のような生産業務や電力業界の継電器保護を確実に分離できれば、生産業務、オフィス業務が1つのネットワーク上で行えるようになり、設備投資を抑えることができる。

統合O&M

業界の他の帯域内フロー測定技術と異なり、ファーウェイのパーホップ帯域内フロー測定技術IFITは、ネットワークのデジタルツインを実現する。従来のネットワークは、現場での誘導が必要な事故現場のように、依然として手作業での保守が必要になる。これに対してIFITやSDNは、渋滞を明確に認識し、リアルタイムでルートを調整して混雑した道路を迂回するカーナビゲーション・システムのようなものである。IFITは、サービス品質のリアルタイムな可視化、微細な障害の検知・切り分け・復旧、サービス中断ゼロを実現し、ネットワークをよりスマートで安全にする。

ファーウェイは将来を見据え、IPv6の改良をベースにイノベーションを継続し、機動的で信頼性の高い、インテリジェントなWANをつくり上げることで、数多くの産業に強固な接続基盤を構築し、顧客のデジタル・トランスフォーメーションの加速と事業の成功を支援していく。

MWC22 Barcelonaは、2月28日から3月3日までスペインのバルセロナで開催されている。ファーウェイの法人事業ブースは、Fira Gran Viaのホール1、1H50にある。詳細については、https://e.huawei.com/en/events/huawei-enterprise-mwc-2022 を参照。

ソース: Huawei