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GWMが新セグメントの水素エネルギー研究開発に注力

GWM
2022-02-25 13:13 1664

【保定(中国)2022年2月25日PR Newswire=共同通信JBN】GWM(長城汽車)は2022年1月27日、ブラジルでアルテフトゥロ工場の引き渡し式とブランド立ち上げ会議(Brand Launch Conference)を開催し、水素エネルギーの開発を世界に示すため、「Hydrogen-L.E.M.O.N. Technology(水素-L.E.M.O.N.技術)」の3つのプラットフォームと高効率ソリューションでの傑出した成果を紹介した。

GWMが新セグメントの水素エネルギー研究開発に注力
GWMが新セグメントの水素エネルギー研究開発に注力

GWMは会議で、車両規制に対応する「水素動力システム」のフルシナリオ・ソリューションである「Hydrogen-L.E.M.O.N. Technology」を強調した。同社は燃料電池技術の研究を行う世界的な水素燃料電池の研究開発(R&D)拠点を設立し、環境に配慮した生産を行うためにインテリジェンスとクリーンエネルギーに関するブラジルの現地人材を採用・研修することを発表した。

GWMは2016年から、水素エネルギー、燃料電池システム、車両テクノロジーに関する世界クラスのR&Dチームを既に構築し、Hydrogen Council(水素協議会)に参加した中国初の自動車会社になった。実際、同社は昨年、水素エネルギーによって持続可能でより良い社会を築くことを目的に、「水素エネルギー戦略」を公式に発表した。

水素エネルギー戦略の中核であるHydrogen-L.E.M.O.N. Technologyは車載コンポーネントR&Dシステム一式、3つのテクノロジープラットフォーム、5つの性能優位性で構成されている。数千回に及ぶテストの結果、この車載コンポーネントR&Dシステムは高性能、高品質、低コストを確実に実現することを示した。水素エンジン(HE)、水素スタック(HS)、水素動力(HP)プラットフォームにより、水素エネルギーにおけるGWMの総合的なリーダーシップは確かなものになった。一例としてHPプラットフォームを挙げると、そのシリンダー弁と圧力開放弁の全体重量は市場にある主流製品の3分の1で、水素漏洩率は世界基準が定める値よりもはるかに低い。Hydrogen-L.E.M.O.N. TechnologyをベースにするGWMのすべての水素エネルギー製品は、出力(>200kW)、効率性(>60%)、温度(>セ氏100度)、耐久性(>2万時間)、コネクティビティー(新エネルギー+スマートコネクティビティー)といった高い性能を持つ。

現在、GWMの水素エネルギープロジェクトは最初の成功を収めている。2021年8月、GWMは世界で初めて、水素を動力源とする49トン大型トラック100台の適用を完了した。これらのトラックには、GWMが独自に開発した100kWの高出力燃料電池システムが搭載されている。この燃料電池システムにより、トラックはセ氏マイナス30度での低温点火という高性能要件を満たし、多様で複雑な運転条件下で活躍することが可能になった。

GWMは水素エネルギーのR&D分野に総額で20億人民元を投資した。また、今後3年で生産能力を1万セットに引き上げるため、さらに30億人民元の投資を計画している。同社は水素エネルギー戦略の世界的な立ち上げに際し、2025年までに世界の水素エネルギー市場シェアのトップレベルを維持するというビジョンを表明した。

ソース: GWM