【成都(中国)2022年2月24日PR Newswire=共同通信JBN】成都ハイテク区(Chengdu Hi-Tech Zone)とファーウェイ(Huawei、華為技術)は「1つのセンターと3つのプラットフォーム」の構築を軸に、将来のインテリジェント世界を確立する基盤となる、世界をリードする次世代AIコンピューティングプラットフォーム「成都AIコンピューティングセンター(Chengdu AI Computing Center)」を共同で構築する。
中国南西部にある四川省の省都・成都は、昨年10月に発表された成都・重慶経済圏(Chengdu-Chongqing economic circle)に関する中国の基本計画において、デジタル経済成長の最前線と位置付けられている。同計画は、ITやエレクトロニクスといった世界クラスの産業の発展へと成都を導いている。デジタルトランスフォーメーションによって成都の粉塵や霧が一掃され、明るい空がもたらされた。活況を呈するデータセンター産業は、同市のデジタル化の取り組みと不可分である。
この2年で、成都は人工知能イノベーションおよび開発の国家パイロットエリアに、そしてNational Integrated Big Data Center(国家統合ビッグデータセンター)の成都・重慶の接続点に選ばれている。
迅速に稼働を開始し、E2Eライフサイクルの低炭素を達成するため、成都AIコンピューティングセンターはファーウェイのプレハブ式モジュラー型データセンターソリューションを使用し、PowerPod、SmartLi、iCoolingなどのスマートでグリーンな設備を統合している。
これらの設備は工場でプレハブ化され、建設と並行して実行される。この「レゴ方式」の迅速なスタッキングによって現場での作業を簡略化し、工期を効率的に短縮することができる。従来の建設と比較して、モジュール型建設では工期が50%以上短縮され、10年で4000 kWhのエネルギー消費が低減される。これは1万9000トンの炭素排出量削減、そして2万6000本の植林に相当する。
データセンターの現場では従来のデータセンター建設で発生していた粉塵がなくなり、建設廃棄物も80%削減された。遠くに見える雪山を目視できるようにし、都市の低炭素化と高品質の発展を推進するのは、低炭素のプレハブモジュール建築とグリーンAI産業である。
将来的には、成都AIコンピューティングセンターが提供する包括的なAIコンピューティングパワーは、さまざまな業界に向けた何千ものアプリケーションの船を運ぶ海水のようになるだろう。それはグリーンで繁栄する経済に向けて明るい展望をもたらす。今後、人々は現代の科学技術で豊かな生活をおくるだけでなく、自然との共生という願いを満たすため、最先端技術を駆使していく。