【北京2022年2月21日PR Newswire=共同通信JBN】2022年北京冬季五輪大会はウインタースポーツを「根本的に」変えたと、トーマス・バッハ(Thomas Bach)国際オリンピック委員会(IOC)会長は20日、五輪大会閉会式の数時間前に語った。
バッハ氏はChina Media Group(CMG、中央広播電視総台)に対し、大会は新しいグローバルなウインタースポーツというレガシーを世界に残すだろうと述べた。
「ウインタースポーツは、2022年北京冬季五輪大会以降、3億人以上の中国人がウインタースポーツに参加することで根本的に変化するだろう」と同氏は語った。
「これは素晴らしい数字だ」とバッハ会長は付け加えた。
中国国家統計局(NBS)の統計によると、2015年に北京が大会開催地に決定して以来、3億4600万人を超す中国人がウインタースポーツ活動に参加しており、中国が公約を果たしたことを示している。
▽「政治的紛争を超えたオリンピック」
世界に「高い政治的緊張」がある中で大会が開催されたことに言及し、バッハ氏は、大会の成功はオリンピックが政治的紛争を超越していることを明確に示したと述べた。
バッハ会長はCMGに対し、2022年北京大会で最も印象に残ったのは、ウクライナとロシアの選手が抱きしめ合った瞬間、中国の選手が米国の選手にピンバッジを提供してホスピタリティーを示した瞬間、そして、選手たちが中国の大会ボランティアに拍手を送った瞬間だと述べた。
「選手たちはオリンピック精神を示した」と彼は言った。「彼らは友情、理解、平和の大使だった」。
▽CMGの報道は「前例のない成功」
IOC会長はまた、CMGがすべてのプラットフォームを通じて大会を報道したことを称賛し、「前例のない成功」と表現した。
CMGの北京冬季五輪大会関連の報道は、大会終了3日前の2月17日の時点で入手可能なデータによると、合計484億回を超える視聴回数を達成し、これは、2020年東京大会(パンデミックにより2021年開催)の合計479億回を上回った。
バッハ氏によると、IOCは、中国国民の間でオリンピックについての理解を深める上でCMGが果たした役割も高く評価した。
「CMGは真に中国の人々の大会への熱意を高めることができた」と彼は言った。
IOCは19日、中国の国民の2022年北京冬季五輪大会への支援を高く評価し、オリンピックトロフィーを授与した。