【ミュンヘン2022年2月15日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊Trina Storageが英国ケンブリッジシャーのバーウェルでSMS plcの50MW BESSプロジェクトの試運転に成功
世界的なエネルギー貯蔵ソリューション事業者として2021年1月に創設されたTrina Storage（トリナ・ストレージ）は14日、英国のバーウェルでSMS plc向けの最初の50MW / 56.2MWh完全統合グリッドスケールのバッテリーストレージシステムの供給を無事に完了したと発表した。現在、稼働中のこのストレージシステムは、英国の送電網がより柔軟で弾力的なものになり、ネットゼロにさらに備えることができるようサポートする。
50MW BESS（バッテリーエネルギー貯蔵システム）プロジェクトは、英国有数のスマートエネルギー・インフラストラクチャー事業者であるSMS plcが所有、開発しており、Ethical Powerが建設、Trina Storageがシステムを供給、試運転とテストをした。このシステムは、英国のNational Grid（ナショナルグリッド）に、その商業運転に続き、バランシングサービスを提供する。
リチウムイオンバッテリーラック、PCS、変圧器ユニットで構成されるフルラップのシステムソリューションは、システム性能を最大化し、エンジニアリングプロセスの中心である安全性を備えたバッテリー寿命を延ばすように設計された。さらに、これにはシステム性能を制御、監視、最適化するために、最新のIT標準に準拠したモジュール式の柔軟で拡張性のある発電所コントローラー（PPC）と監視制御システム（SCADA）が装備されている。システム全体の供給（試運転と標準製品保証を含む）および予防保守をカバーする柔軟なキャパシティーワランティー（性能容量保証）も提供される。
Trina Solar Co., Ltd
Trina Storageは、SMS plcおよびサードパーティーとのエンドツーエンドのパートナーシップを構築することで、両者のサプライチェーンの専門知識により、複雑さを軽減し、プロジェクトの納期を短縮した。また、Trina Storageの専任調達チームにより、SMS plcはその共同購入力を活用して、システムレベルでのコスト最適化を達成し、供給リスクを軽減することが可能となった。
品質と安全性のコンプライアンスはまた、ハードウェア認証からプロジェクトの遂行まで定義され、準拠した安全チェックポイントによっても保証された。「Site Acceptance Tests（現地受け入れ試験）」は、システムが完全に機能し、英国のG99グリッド規制に準拠していることをさらに保証している。
Terry Chen海外エネルギー貯蔵事業責任者は「バーウェル工場の稼働は、英国で当社初のシステム納入の成功を画す。当社にとって重要なマイルストーンで、当社の優れた納入能力を証明している。英国はネットゼロの目標達成に向け順調な軌道に乗っており、当社がこのエネルギー転換を主導していることをうれしく思う。当社は顧客やパートナーと協力して、財務収益を最適化しながら、よりクリーンで、より環境に優しく、より持続可能な世界を創造することに注力している」と語った。
