【北京2022年2月7日PR Newswire=共同通信JBN】全世界の中国人が春節としても知られる旧正月を祝う中、China Media Group(CMG、中央広播電視総台)は1月31日夜、2022年春節聯歓晩会(春晩)を開催した。
春節は家族の再会を中心とした最も重要な中国の祭りである。そして、5時間にわたるテレビの華やかな祝典は、1983年の初回放送以来、祝祭の象徴的な部分となっている。
今年の聯歓晩会は、中国伝統文化の勇猛さ、活力、力強さを象徴する寅年を迎える何百万もの中国の家族を楽しませようとする多数のパフォーマンスを特徴とした。
パフォーマンスは、中国共産党(CPC)の創設100周年、農村部の活性化、生態文明、2022年北京冬季五輪大会、中国の宇宙での成果、主要な考古学的発見など複数のテーマを中心に展開された。
最も目を引くパフォーマンスの1つは、「Journey on a Painted Landscape(只此青緑)」と題された詩情豊かな舞踊だった。この踊りは、宋代(960-1279)の画家、王希孟(Wang Ximeng)が制作した900年前の中国絵画の傑作「千里江山図」に触発されたものである。優雅な踊りは、山水の雰囲気を醸し出す構成とともに、中国伝統芸術と文化的な魅力を披露した。
北京冬季五輪大会をわずか数日後に控え、大会の要素が強調された。大会のマスコットであるビンドゥンドゥン(Bing Dwen Dwen)とシュエロンロン(Shuey Rhon Rhon)は、クラシックなスケートワルツの曲で会場の素晴らしさを探った。
一方、ハイテクは視聴覚体験を次のレベルに引き上げた。ステージと観客席をつなぐ巨大な720度の曲面LEDスクリーンを設置し、拡張性の高い立体空間を演出した。エクステンデッドリアリティー(XR)、拡張現実(AR)、ホログラフィックスキャン、8K肉眼3Dレンダリング技術を採用し、より没入型の視聴体験を実現した。また、今回の春晩は、初めて垂直表示モードのオプションを使用してライブで放送され、より多くの人々のモバイル機器での視聴習慣に対応した。
春晩は複数のTVチャンネル、ラジオ局、新しいメディアプラットフォームで放映された。CMGによると、170を超す国と地域の約600の外国メディアも春晩に関するライブ放送と報道を行った。