【北京2022年1月28日PR Newswire=共同通信JBN】中国の主要な放送局であるChina Media Group(CMG、中央広播電視総台)は、2022年北京冬季五輪大会のリアルタイムの鼓動を最先端技術で全世界の観客に届けるため、世界のメディアパートナーと協力を進めている。
冬季五輪大会の放映権を保有するCMGは26日、北京で「Together for a high-tech Winter Olympics(共に、ハイテク五輪に向けて)」というテーマでフォーラムを主催した。このイベントには、78カ国・地域から145のメディア機関と国際機関の代表者がオンラインで参加した。
▽CMGは革新的な技術で大会を提示することに注力
CMGの台長兼編集長である慎海雄(Shen Haixiong)氏は、CMGは革新的な技術を使用してオリンピックを放送し、オリンピックの魅力を紹介することに注力していると述べた。
慎氏は、CMGは東京五輪大会期間中に世界で初めて4K超高精細チャンネルでオリンピック競技を生放送したと語った。
「われわれはメディアイノベーションの実践者兼コミュニケーターであり続け、世界のメディアパートナーと共に取り組み、IOCと適切に協力し、素晴らしい、非凡な、卓越した2022年北京五輪大会を開催する」。
▽北京大会は冬季スポーツの風景を永遠に変える
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、ビデオリンクを介してフォーラムに祝辞を送り、「2022年の北京冬季五輪大会は冬季スポーツの風景を永遠に変えるだろう」と述べた。
バッハ氏は、CMGとCCTVは「IOCにとってかけがえのないパートナー」であると述べた。
All-Russia State Television and Radio Broadcasting Company(全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社)のゼネラルディレクターであるOleg Dobrodeyev氏は、ビデオを通じ、北京大会の報道でCMGが採用した技術革新と新しいアイデアに感銘を受けていると語った。同氏は開会式を心待ちにしていた。
▽中国選手団団長:CMGは五輪史に新たな章を示す
中国オリンピック組織委員会の理事長である苟仲文(Gou Zhongwen)氏は、CMGは並外れたオリンピックを世界に披露し、五輪史に新たな章を開くと確信していると述べた。
同氏は「(CMGは)放送技術を更新し、観客のためにオリンピックの視聴覚体験を完璧なものにするために革新を続けてきた」と語った。
▽共同イニシアチブの開始
フォーラムでは、CMG、Asia-Pacific Broadcasting Union(アジア・太平洋放送連合)、Arab States Broadcasting Union(ASBU、アラブ諸国放送連合)、European News Exchange、Alianza Informativa Latinoamericanaが「Joint Initiative of the First CMG Forum(第1回CMGフォーラム共同イニシアチブ)」を立ち上げ、世界中のメディアに対し、北京五輪大会を、イノベーションを促進し、その責任と使命を引き受け、オリンピックの価値観を広め、人間社会が手を携えて前進することを促進する機会としてとらえるよう呼びかけた。
ソース:CGTN