【北京2022年1月25日PR Newswire=共同通信JBN】
中国人ビジネスマンのYu Hongtaoさんはトンガに滞在している。YuさんはCGTNとのインタビューで、島中が粉塵だらけだと話した。
Yuさんは「これまでに私が見たのは、皆が緊急救援活動や災害救援活動に関わっているということだ。ほぼ全員がマスクを着用している。降灰が何時間も続いたため、通りは火山灰だらけだ。草木や人家を含め、地上は灰に覆われている」と語った。
「一部のボランティアがこれまで道路を清掃してきたが、まだ森の清掃には至っていない。まずは道路だけを片付けていた」と述べた。
水、電気、食料供給などトンガの生活状態に関して、Yuさんは、状況がまだ平常に戻っているわけではないが一部の地域では改善が見られると語った。
そして彼は、噴火による停電の後1日以内に多くの地域で電力が復旧したと述べた。また、噴火当日の夜明け後、皆が必需品を補充した。
Yuさんは「個人的には私は水、それから食料、そしてさらに多くの水を買い込んだ」と話した。
「ここには十分な物資がある。現在はスーパーマーケットにボトル入り飲料水はまったくないが、その他の物資はまだ入手可能だ」と語った。
今のところ、野菜は入手困難となっている。Yuさんは、農業に従事する友人が島の人々は1カ月以上新鮮な野菜を入手できないだろうと話したと言う。果物については「そもそも島ではあまり豊富ではなく、スイカが少しあるくらいだ。しかし、今ではこれさえも不足している」と述べた。
YuさんはCGTNに対して「生活が平常に戻ったとは思わない」と話した。
Yuさんは、副首相が非常事態宣言を発令し、トンガの人々は災害救助活動に参加して、道路上の火山灰を清掃していると述べた。
「清掃しなければ、車両が通りかかる際に灰が空気中に舞い戻り、屋根に積もってしまう。」
「トンガの飲料水は直接雨から供給されている。各家庭の屋根には雨水貯留装置が設置されているため、全ての灰を確実に清掃、除去しなければならない。」
ソース:CGTN