【上海2022年1月20日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai Electricはカラチ大学(CIUK)の孔子学院(Confucius Institute)と提携し、Thar Block-1 Integrated Coal Mine and Power Project(Thar Block-1統合炭鉱・電力プロジェクト)作業員のスキルを向上させ、パキスタン・シンド州南部からの学生向けにより良いキャリア展望を切り開くための共同イニシアチブの一環として、同プロジェクトのパキスタン側要員および周辺コミュニティー向け新規教育リソースを立ち上げた。
Shanghai ElectricがThar Coal Block-1 Integrated Coal Mine and Power Projectのパキスタン側要員向け中国語研修プログラムを立ち上げ
このイニシアチブは、同プロジェクトのパキスタン人労働者とイスラムコットなど近隣の町村からの学生に中国語レッスンを無料で受講できるようにし、学生らはCIUKの教育スタッフが提供する無料教科書などの言語学習リソースを受け取る。現在、40人の労働者と60人の学生が1年次クラスに在籍している。
Shanghai Electric Power Generation Engineering CompanyのMeng Donghai副ゼネラルマネジャーは「Shanghai Electricはエネルギーソリューションを先導するプロバイダーとして、次世代の電気技師や技術者を教育・訓練し、より多くの学生がエネルギー業界でキャリアをスタートできるよう支援する役割を認識している。当社の以前のイニシアチブでは、Thar Block-1プロジェクトが、地元労働者のスキル向上を支援するための現場訓練セッションを手配し、上級技術者を招いて新入従業員に経験を伝えてきた」と語った。
Meng氏は「中国とパキスタンの経済関係緊密化は、両国の人々により多くのビジネスチャンスを生み出した。中国語訓練プログラムにより、地元労働者と学生が次のキャリア目標に向かって前進し、2つの文化を結びつけ、相互理解と中国・パキスタン友好を高めるための窓口として機能する際に有意義なスキルを身に付けることができることを願っている」と付言した。
CIUKのパキスタン人ディレクター、Muhammad Nasiruddin Khan氏は「Shanghai Electricが立ち上げた中国語研修プログラムは、イスラムコットのような遠隔地の学生にとって有益なものになるだろう。それは彼らが中国文化についてもっと学び、将来より良い仕事を見つけることを可能にする独自かつ貴重な教育の機会である」と語った。
このプログラムに参加したある学生は「Thar Block-1 Integrated Coal Mine and Power Projectで中国人従業員と協力しながら、徐々に中国語を学ぶことに大きな関心を抱くようになった。パキスタンには多くの中国・パキスタン協力プロジェクトがあるため、Shanghai Electricが将来の就職展望が良くなる中国語を学ぶ機会を与えてくれたことはとてもうれしい。中国語を話すことができることは抜群のスキルである」と語った。
パキスタンが2017年、上海協力機構(SCO)に正式加盟し、中国・パキスタン協力が強化されたことは、地元の中国企業で働くことを希望する人々にとり中国語は必須とされるコースとなっている。パキスタンでの中国語研修プログラムの増加は、中国・パキスタン間のコミュニケーションギャップを埋めるのに役立ち、また、より多くの地元の人々が彼らの理想の仕事に就くことを可能にした。
近年Shanghai Electricは一帯一路構想(BRI)と中国・パキスタン経済回廊(CPEC)を通じ、パキスタンが業界をリードするエネルギー技術で多数のエネルギーインフラを構築することを支援してきた。2019年4月、660メガワットの石炭火力発電所2基と年間生産量780万トンの炭鉱を柱とするThar Block-1 Integrated Coal Mine and Power ProjectのEPC(設計調達建設)契約が締結された。優先的なCPECプロジェクトとして、同プラントはパキスタンのエネルギーミックスを最適化し、同国のエネルギー安全保障を大幅に向上させる。