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UnionPay(銀聯)の「POSとしての携帯電話」製品が海外デビュー

*まずは香港特別行政区とマレーシアの小規模・零細商店に恩恵
UnionPay International
2021-12-16 17:32 1670

【上海2021年12月16日PR Newswire=共同通信JBN】

UnionPay International(UPI、銀聯国際)は15日、海外市場での「POSとしての携帯電話(MPP)」製品の販売を発表した。小規模事業者は、低コストかつ技術的修正なしにスマートフォンをPOS端末に変え、カード/電話タップやQRコードなど複数のタイプのUnionPay(銀聯)決済に対応できる。香港のフィンテック企業SPECTRA Technologies、マレーシアのAmBank Group、決済企業のSoft Spaceが、加盟店にこのサービスを提供する最初の企業グループとなった。

COVID-19の感染大流行以降、非接触型の決済にシフトする消費者が増えていることが、多くの調査報告で示されている。UnionPay International(銀聯国際)は、決済パートナーとの共同作業により、中国本土以外の1000万以上の加盟店がUnionPay(銀聯)モバイルクイックパスやQRコード決済に対応できるようにし、対面決済で発生し得る現金使用や身体的接触を最小限に抑えつつ、レジ体験の向上に努めてきた。銀聯国際(UPI)は、中国本土外のより多くの小規模・零細事業者がモバイル決済導入の恩恵を受けられるよう、加盟店が電子商取引店舗を開設することなくオンラインで支払いを受けられるPaybyLinkソリューションの提供も開始した。

MPP製品は、スマートフォンに指定のアプリをダウンロードし、オンラインで登録・審査を完了するだけでサービスが開始されるため、加盟店の受け入れの敷居がさらに低くなる。追加のハードウエアは必要ない。

同製品は、発売されるや、取得者や加盟店から暖かく受け入れられている。先日開幕したHong Kong Brands and Products

Expo(香港ブランド&プロダクツ・エキスポ)(http://www.hkbpe.com.hk/web/subpage.php?mid=310 )では、100以上の出展者がMPP製品での決済を試した。AmBank Groupの広報担当者は、同製品の高い操作性と低コストを勘案し、より多くの中小企業にUnionPay(銀聯)への対応を働き掛けていく、と語った。

UnionPay(銀聯)の決済サービスを受け入れることで、海外の加盟店には、国内および国境をまたいだ幅広い取引が持ち込まれるようになる。現在、UnionPay(銀聯)カードは世界70の国・地域で発行されており、中国本土以外の発行枚数は1億6000万超、100以上のUnionPay(銀聯)標準デジタルウオレットが、20以上の国・地域で、UnionPay(銀聯)アプリ、OEMペイ、QRコードウオレットなど複数の形態で展開されている。

ソース:UnionPay International

ソース: UnionPay International