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ファーウェイとユネスコがアフリカでデジタル教育システムのプロジェクトを実行

*3年間のプロジェクトは、ガーナ、エチオピア、エジプトにオンライン学習プラットフォームを提供
Huawei
2021-12-06 09:37 2861

【深セン(中国)2021年12月2日PR Newswire=共同通信JBN】

11月25日のオンライン会議で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)とファーウェイ(Huawei、華為技術)は、ガーナ、エチオピア、エジプトでのTechnology-Enabled Open Schools for All(TeOSS、すべての人のためのテクノロジー対応オープンスクール)プロジェクトの実施段階に着手したと発表した。

ユネスコとファーウェイは、ガーナ、エチオピア、エジプトでのTechnology-Enabled Open Schools for All(TeOSS、すべての人のためのテクノロジー対応オープンスクール)プロジェクトの実装フェーズの開始を発表
ユネスコとファーウェイは、ガーナ、エチオピア、エジプトでのTechnology-Enabled Open Schools for All(TeOSS、すべての人のためのテクノロジー対応オープンスクール)プロジェクトの実装フェーズの開始を発表

国連のSDG4(持続可能な開発目標の教育目標、https://sdgs.un.org/goals/goal4 )と連携して、TeOSSは教育セクターのデジタルトランスフォーメーションを推進するための基盤として機能し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)などの世界的な混乱に耐えることができる回復力のある教育システムを構築することで、ユネスコの3つの加盟国を支援する。プロジェクトの成果を評価することは、国家レベルでTeOSSをスケールアウトし、プロジェクトを他のアフリカ諸国に拡大し、ICTの教育と学習への統合を推進するための戦略とモデルを導くのに役立つ。

学校同士を接続することに加え、ガーナ、エチオピア、エジプトでのTeOSSプロジェクトは、教師と生徒にデジタルツールの使用に関するトレーニングを提供し、学校と家庭学習をつなぐオンラインプラットフォームを確立し、指揮管理なくリモートアクセスできるデジタルカリキュラムを構築する。これは、生徒が仮想世界を独力で進んでいける自信のあるデジタル市民になることに役立つとともに、既存および新しいデジタルツールを使用し学習成果を最大化するために必要なスキルを教師に提供することを狙いとする。

Stefania Gianniniユネスコ教育担当事務局長補は「このプロジェクトは、パンデミックがもたらした新たな課題に即座に対応できる教育モデルをテストし、テクノロジーを活用して将来の教育モデルの開発を可能にすることを意図している。これは、危機のときであろうとなかろうと、すべての生徒がプログラムにアクセスできるようにするデジタルスクールモデルを特徴としている。それは、現状を超え、教育と学習の新たな領域を開く事例である」と語った。

ガーナ、エチオピア、エジプトの各国政府と緊密に協力し、既存の国家戦略に沿う形で計画されたTeOSSプロジェクトは、特定の地域のニーズを満たすよう開発されてきた。

エジプトでは、ICTスキルフレームワークは、K12(幼稚園から高校3年)の学校で教師と学生向けに開発された。デジタルコースウエア開発の専門家と小・中学校の教師がトレーニングを受け、全国の教育者が専門能力開発の継続性を確保するために使用するNational Distance Learning Centre(国立遠隔研修センター)が設立される。

エジプト教育・技術教育省の教師関連事項担当副大臣であるReda Hegazy博士は「エジプトの新たな教育システム2.0は、すべての人の教育を確保し、教育の質とアクセスを実現するために、複数のデジタル学習リソースと学習プラットフォームを備えた教育プロセスへのテクノロジーの統合を重視している。教師の役割は、情報を提供することから、デジタル学習リソースを介した教育課程の案内役と進行役になることへとシフトした」と述べた。

エチオピアのTeOSSプロジェクトは、パイロット校を接続し、教師と生徒を訓練し、Teacher Training Platform(教師訓練プラットフォーム)と統合されたLearning Management System(学習管理システム)を構築するためのICTインフラストラクチャーの構築に焦点を当てる。

エチオピア国家教育省のFanta Mandefiro博士は「エチオピアは、新しい教育部門のロードマップに規定されているように、質の高いインクルーシブ教育をすべての人に公平に、途絶することなく提供するために、わが国の将来の教育制度でのICTとデジタル化の必要性を十分理解している。このプロジェクトは、教育システムでデジタルコンテンツを利用するためのプログラムとイニシアチブに関するわれわれの願望や活動と完全に一致している」と語った。

ガーナでの焦点は、全科目のデジタルコンテンツを作成するだけでなく、小・中学校の教師と学生向けのトレーニングを提供することにある。このプロジェクトでは、教師がコンテンツをアップロードするために使用でき、学習者がほとんどまたは完全に監督なしでオンラインとオフラインでアクセスできる電子リポジトリも構築する。

ガーナ教育相であるYaw Osei Adutwum博士は「このユネスコとファーウェイの協働が、わが国の機関、とりわけ、ガーナ政府が教育システムへのICTの統合を全面的に促進するための委託機関であるCENDLOS(国家遠隔学習オープンスクールセンター)との既に確立されたパートナーシップと共同作業に基づいていることは喜ばしい」と述べた。

TeOSSは、ファーウェイのデジタル包摂性イニシアチブであるTECH4ALL(https://www.huawei.com/en/tech4all )のTech4Edu(https://www.huawei.com/en/tech4all/education )ドメインと連携し、テクノロジーによって教育の公平性と質を高めることを目的としている。

ファーウェイのICTインフラストラクチャー担当最高マーケティング責任者(CMO)のKevin Zhang氏は「Technology-enabled Open Schools for Allが創出するデジタルプラットフォームは、学習は決して停止する必要はないということを意味する-未来がいかなるものであろうとも。ファーウェイは、ユネスコ、政府、およびすべての利害関係者と協力し、成功した、持続可能でスケーラブルなプロジェクトを実現するために全力で取り組んでいる」と述べた。

TeOSSプロジェクトとそれを実装するパートナーシップは、教育をデジタル化し、すべての人に生涯学習の機会への公平で包摂的なアクセスを促進するために不可欠である。

ソース:Huawei

ソース: Huawei