ロンドン, 2021年11月16日 /PRNewswire/ -- NDC Partnership(国が決定する貢献パートナーシップ)は12日、メンバーが発展途上国のニーズに迅速に対応するためにアクセスできる3300万ドルのスタート時コミットメントにより、Partnership Action Fund(PAF、パートナーシップ行動基金)を立ち上げた。資金をプールし、すぐに利用できるようにすることで、PAFはメンバーへの効果を増大するために配備される資金により、広範なパートナーシップメンバーがニーズに迅速に対応するのを可能にする。
新しい資金提供は、NDC Partnership(https://ndcpartnership.org/ )のメンバーが、持続可能な開発を通じて気候変動に取り組むためにNDCの実施を早期に展開したいという開発途上国のニーズをサポートするため、数億ドルを拠出する用意があると発表したことで実現した。
NDC Partnershipはメンバーが197で、98の発展途上国、18の先進国、81機関が集まっている。パリ協定と持続可能な開発目標を達成するための野心的な「国が決定する貢献(Nationally Determined Contributions、NDCs)」を作成し、成し遂げるために共に努力する。
Partnership Action Fundの立ち上げについて、ジャマイカの住宅・都市再開発・環境・気候変動相で、NDC Partnershipの共同議長であるパーネル・チャールズ・ジュニア(Pearnel Charles Jr)氏は次のように述べた。
「開発途上国のNDCへの野心が高まった今、我々は資金と資源を迅速かつ大規模に集め、実施を通じて言葉を行動に移さねばならない。NDC Partnershipのメンバーを通じて、NDCの発展と履行面での開発途上国支援のために我々はすでに10億ドル以上を集めることに尽力してきた。しかし、当然のことながら提供できるサポートにギャップが残っており、我々は取り残される国がないことを確認する必要がある。Partnership Action Fundはあらゆる手段を講じ、国々が必要とする技術支援にアクセスできることを保証する。我々はすべてのメンバーに対して、行動に野心的であり、あなた方のプログラムが国のニーズに合致していることを求める」
発表全文は以下から入手可能
▽NDC Partnershipについて
NDC Partnershipは、パリ協定と持続可能な開発目標(SDGs)達成を支援する野心的なNDCsを作成し、やり遂げる、115か国(97の開発途上国、18の先進国)と81の機関から成る196メンバーが集まっている。各国政府はNDC実現の優先順位と、それらを実施可能な政策とプログラムに転換するのに必要な支援のタイプを特定する。これらの要求に基づいて、メンバーは専門知識、技術支援、資金の適合したパッケージを提供する。
この協調的対応は、開発途上国に気候変動に適応し、緩和し、より公平で持続可能な開発を促すために広範な資源への効率的なアクセスを提供する。NDC Partnershipは共同行動を前提に築かれている。共に行動することによって、より多くを達成する。
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