ロンドン, 2021年11月3日 /PRNewswire/ -- 昨年のNordVPNの調査で、監視アプリのインストール数が5%増加したことが判明しました。ユーザーの中には、監視アプリを導入していないにも関わらず、スマートフォンに個人情報を探られていることを疑う声もあります。
実際のところ、それは事実です。Siri、Googleアシスタント、Alexaといったバーチャルアシスタントは常にユーザーの話を聞いています。ユーザーの指示を聞きアシストするためです。また、サービス品質向上やマーケティングといった、企業に利する目的で会話が記録される場合もあります。
「GoogleアシスタントやSiriに何かを探してもらうと、その情報はオンライン広告に利用されます。Google検索するのとまったく同じことです。例えば近くのカーディーラーを検索すれば、関連したネット広告が多く表示されるようになります。ある意味、バーチャルアシスタントはもうひとつの検索エンジンとも呼べるのです」と、NordVPNデジタルプライバシー専門家のダニエル・マルクソンは述べています。
調査方法
あなたの携帯電話がマーケティング担当者のスパイかどうか調べる最善の方法は、携帯電話に罠をしかけることです。
罠をしかけたら、SNS上であなた向けに新しい広告やデジタル番組などが表示され始めるか、注視しましょう。そのような広告が認められたら、恐らくあなたの携帯電話が関係しているということになります。
個人情報をどう守る?
まず、アプリの許可設定を確認しましょう。
「いったんアクセスが承認されると、アプリは取得データを自由に利用できてしまいます。アプリの許可設定を定期的に確認し、承認する前に十分考えるようにしましょう」とマルクソンは強調しています。
アプリの中には、理由なく携帯電話へのアクセスを求めるものがあります。これを許可すると、望ましくないタイミングで、知らないうちに個人情報がのぞかれたり、あなたをターゲットにした広告表示目的のデータが収集されたりする可能性があります。
また、アクティビティ履歴を随時消去し、音声記録機能もオフにしましょう。
最後に、携帯電話にVPNをインストールし個人情報の保護を強化しましょう。