【リヤド(サウジアラビア)2021年10月29日PR Newswire=共同通信JBN】Future Investment Initiative(FII)Instituteはこのほど、世界の放射線医師不足への取り組みを支援することができる、人工知能(AI)によって可能となる診断アプリケーションを開発しているAZmedへの100万ユーロの投資を発表した。
AZmedの最新の350万ユーロ調達ラウンドの一部となる今回の投資は、AI、ロボット工学、教育、医療、持続可能性の5つの重点領域における世界的に関連があり、かつ現実世界のソリューションを促進するというFII Instituteのコミットメントに立脚している。AZmedは医用画像向けのAIによって可能となる診断アプリケーションを開発している医療技術企業である。
AZmed のJulien Vida最高経営責任者(CEO)は、同社は広く認識されている世界的な放射線医師不足に取り組んでいると語った。さらに「われわれの目標は世界のどこでも医用画像の分析を行っているすべての医師のための信頼される技術パートナーとなることだ。このネットワークにおいて医療およびAI専門家とのつながることで、また米国と中東北アフリカ(MENA)での市場開拓パートナーとなることを通じてAZmedに戦略的価値をもたらすFII Instituteと協力することを喜んでいる」と述べた。
AZmedへの投資は、今週リヤドで開かれたFII Institute の大規模なプラットフォームである5th Anniversary of FII(FIIの5周年)期間中に発表された。プラットフォームは「人類への投資」というテーマと、特にポストCOVID時代における人類への最大の恩恵を生み出すことができる議論に集中した。
FII Institute のRichard Attias CEOは今回の投資を歓迎し、AZmedは医療、AI、教育に影響を及ぼすというFII Institute の使命に一致していると述べた。さらに「生命を救う技術を専門とする企業を支援することを喜んでいる。放射線医師向けの製品とサービスを改善することはこの専門分野にとって重要課題であり、われわれはすでに限られたリソースによって伸びきっている世界の医療制度への圧力を和らげなければならない」と語った。
同社の最初の製品であるRayvolveは、この分野で初めてCE認証を受けた市場を主導するAIを活用した骨折・胸部異常検出ツールであり、この製品がすべての応用できる欧州の衛生、安全、性能、環境要件に適合していることを保証している。
今回の投資は、地球、月、火星上で生命を維持するためのクローズドループのバイオドームを設計している宇宙技術企業のInterstellar Lab、地域間の移動による炭素の影響を軽減する電動飛行機のLilium、困難な砂漠気候において太陽と塩水を活用して食物を育てること可能にする農業技術のRed Sea Farmsへの投資と並ぶ、FII Instituteにとって4番目の投資となる。
詳細は https://fii-institute.org/en を参照。
▽FII Instituteについて
FII Instituteは、投資部門と1つのアジェンダ「人類への影響」を擁する国際的な非営利財団である。環境・社会・ガバナンス(ESG)の原則にコミットし、最高の知性を育み、AI、ロボット工学、教育、医療、持続可能性の5つの重点領域でアイデアを現実世界のソリューションに転換する。
われわれは、意思決定者、投資家、そして熱心な若者世代が結集し、意欲を高め、活気づき、変化の準備ができているという適切な場所、かつ適切な時にいる。われわれはそのエネルギーをTHINK、XCHANGE、ACT(考え、交流し、行動する)の3つの柱に活用し、世界的に変化をもたらすイノベーションに投資する。
人類のより明るい、より持続可能な未来を保有し、共同で創造し、実現するためにわれわれに参加してほしい。
▽AZmedについて
AZmedは人口知能(AI)によるX線診断を促進している。医師が時間を節約し、そのリソースを生死にかかわる診察に割くことを支援する。AZmedはAIを活用した放射線ソフトウエアを商業化した初のフランス企業となった。
AZmedによって開発されたディープラーニング技術が医師のワークフローに十分に組み入れられ、作業慣行を変える必要なく簡単に利用できるようになった。
AZmedのソリューションは、既に250以上のセンターで利用されている。12の異なった国で、2500人以上の医師が日常的にこのソリューションを利用している。
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ソース: FII Institute