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BRIが2021年第3四半期の堅調な成長を発表、利益は19兆700億ルピア

PT Bank Rakyat Indonesia Tbk (BRI)
2021-10-29 15:21 1218

【ジャカルタ(インドネシア)2021年10月29日PR Newswire =共同通信JBN】PT Bank Rakyat Indonesia (Persero) Tbk(バンク・ラクヤット・インドネシア、BRI)は28日、利益が前年同期比34.74%増の19兆700億インドネシアルピアという2021年第3四半期の堅調な決算を発表した。この成長は主に融資の伸びと適切な負債・資産管理の結果だった。

BRIが2021年第3四半期の堅調な成長を発表、利益は19兆700億ルピア
BRIが2021年第3四半期の堅調な成長を発表、利益は19兆700億ルピア

BRIのSunarso社長兼取締役は「BRIの成功は、不安定な経済状況下で持続可能性と準備金を重視する戦略によるものだ」と語った。

融資面でBRIは2021年9月までに総額1026兆4200億ルピアのローンを提供した。これは前年同期比9.74%増で、全国の銀行融資の増加率を2.21%上回った。

この成長を支えた主な要因はMSME(零細中小企業)ローンの増加で、2021年第3四半期の同ローンは前年同期比12.5 %増の848兆6000億ルピアだった。これにより同行のローン全体に占めるMSMEローンの比率は82.67%になった。

Sunarso氏は「この大幅な増加は、PegadaianやPNM( https://en.prnasia.com/releases/apac/unveiling-right-issue-bri-to-build-the-largest-ultra-micro-ecosystem-in-indonesia-332948.shtml  )と設立したUltra Micro holdingsに加え、パンデミックの落ち着きによる経済状況の回復に支えられた」と述べた。

BRIが提供した融資のうち、マイクロクレジット(少額融資)は464兆6600億ルピアに上り、一方で消費者ローンは147兆1600億ルピア、中小企業向けローンは236兆7700億ルピア、法人向けローンは177兆8300億ルピアだった。

同時にBRIは融資の質を維持し、2021年第3四半期の不良債権比率は3.28%前後、不良債権引当金比率は252.94%に達した。

負債に関しては、BRIのサードパーティー資金は2021年第3四半期に1135兆3100億ルピアに増えた。これは前年同期比7.12%増え470兆1600億ルピアに達した預金が中心だった。BRIの低コストファンド(CASA、当座預金貯蓄口座)の増加率は2020年の59.02%から59.6%に上昇した。

同行が低コストファンの比率引き上げに成功したため、Cost of Fund(COF)は昨年の3.45%から第3四半期に2.14%へ低下した。

BRIの資産も過去最高の伸びを記録した。第3四半期末時点の資産は1619兆7700億ルピアで、前年同期比11.87 %増になった。

BRIはパンデミック期間中にMSMEの80%が一貫して事業を維持し、粘り強さを見せたことも指摘した。パンデミックが落ち着いき企業の活動再開に伴い、MSME事業は急速に拡大し、49.8%増の132.0の水準になると予測されている。

ソース: PT Bank Rakyat Indonesia Tbk (BRI)