【常徳(中国)2021年10月29日PR Newswire=共同通信JBN】世界最大のトップ旋回式タワークレーンW12000-450が、湖南省常徳にあるズームライオン(Zoomlion Heavy Industry Science & Technology Co., Ltd.)(「Zoomlion」; 1157.HK)のインテリジェントタワークレーン製造拠点の組立ラインを離れた。ズームライオンは、高速道路、普通幹線道路、都市間鉄道を統合する世界最大の道路鉄道斜張橋プロジェクトであるChangzhou-Taizhou Yangtze River Bridge(常州泰州長江大橋)向けにこのモデルを特別に設計し製造した。
W12000-450は重量が4000トンで、定格荷重モーメントは1万2000トンメートルである。世界で初めて1万トンメートルを超えるトップ旋回式タワークレーンで、最大吊り上げ重量は450トン、最大吊り上げ高さは400メートルで、乗用車300台を1度に130階まで持ち上げるのに相当する。
超大型タワークレーンを製造するための主要な技術は複雑であり、安全性と信頼性に対する高い要件がある。ズームライオンは、未知の世界に挑戦し、新たな記録を樹立するために、技術革新と製造要件の課題に取り組んできた。
ズームライオンの副社長兼Zoomlion Construction Hoisting Machinery CompanyのゼネラルマネジャーであるTang Shaofang氏は「前例となる構造パターンがないため、当社は構造剛性、安定性、モーダル解析の計算プラットフォームを再構築した。W12000-450タワークレーンは、完全溶け込みTジョイント溶接技術を含むズームライオンの自社開発技術のいくつかを採用し、超厚板溶接割れなどの技術的困難を克服し、W12000-450が1万トンメートルのレベルに達する超強力な吊り上げ性能を実現するだけでなく、輸送、組み立て/分解、オペレーションのプロセスを通じて安全性と信頼性を保証することも可能にした」と紹介した。
W12000-450は、世界最大のインテリジェントタワークレーン工場で製造されている。計画によると、工場は80から2万トンメートルの範囲をカバーする建設ホイスト機械製品を製造する予定である。それは、ビッグデータ分析、産業インターネット、情報システム、視覚化などを統合して完全にデジタル化され、フルカバレッジのネットワーキングとマンマシン・インタラクションを実現する。
W12000-450は、インテリジェントで柔軟な組み立てツールによって4カ月で製造され、最短で12カ月を要する従来の製造技術とは対照的である。
超大型タワークレーンに対する需要は、建設部品の重量増、建築物の高層化、橋梁の長大化につれて増加している。W12000-450の発売は重工業向けの最新のソリューションをもたらすだけでなく、大型タワークレーンの研究開発(R&D)、設計、製造におけるズームライオンの業界をリードする能力を披露する。