【北京2021年10月25日PR Newswire=共同通信JBN】20日に北京で開幕したAnnual Conference of Financial Street Forum 2021(2021年金融街フォーラム年次会議)は、経済回復力を高め、質の高い開発をサポートする上での金融部門の役割に関する知見を出し合った。
同会議で演説した中国人民銀行(PBOC)の易綱(Yi Gang)行長(総裁)によると、現在、4000万以上の市場エンティティーが包括的な小口・マイクロ融資によってサポートされており、これは中国の経済回復力と積極的な金融活動を物語っている。
易氏によると、マネーサプライと社会的資金調達の成長は基本的に名目GDP(国内総生産)のそれと合致し、これによって、正しい政策決定と十分な流動性が説明される。易氏は、通貨・金融政策の手段は構造的に中小・零細企業とグリーンな低炭素開発をより適切にサポートすることができる、と指摘した。
中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)の郭樹清(Guo Shuqing)主席によると、金融部門は現在、新しい開発パラダイムを促進し、質の高い開発をサポートする上で重要な役割を担っている。郭氏は、特に人民の生活環境、保険補償、教育制度を改善するため、より多くの金融活動を求めた。
中国証券監督管理委員会(CSRC)の易会満(Yi Huiman)主席によると、企業のさまざまな資金調達ニーズを満たすための補完的機能と有機的関係を備えた多層株式市場システムは、金融の実体経済への適応性を高めるための固有の要件である。易氏は、経済と金融の好循環を促進するために登録制度の改革を着実に進めるよう呼び掛けた。
PBOCの副行長(副総裁)で、国家外為管理局(SAFE)の局長である潘功勝(Pan Gongsheng)氏は、安定した国内経済のファンダメンタルズは外的ショックに対応する中国の外国為替市場の基本的な保証としての機能を果たす、と指摘した。
新華社通信の劉思揚(Liu Siyang)副社長は、新華社は中国の金融業界の発展におけるあらゆる歴史的瞬間に立ち会って報道しており、特に金融分野の経済ニュースと情報サービスをさらに洗練し、権威と知性の優位性、末端的、世界的な優位性を存分に発揮して中国の金融産業の健全な発展に貢献する、と指摘した。
2012年に創設された同フォーラムは、北京市人民政府、PBOC、新華社通信、CBIRC、CSRC、SAFEが共催し、中国の金融改革・発展の先駆けとして認識されている。
オリジナルリンクを参照:https://en.imsilkroad.com/p/324404.html